「鏡優翔」 金-レスリング・女子フリースタイル76キロ級
*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1939701-------------------- より
鏡 優翔(かがみ ゆうか、2001年9月14日 - )は、日本の女子レスリング選手。山形県山形市出身。階級は76kg級。身長167cm。パリオリンピック金メダリスト。
サントリー所属。
*Wikipedia より
衝撃事実...レスリング鏡優翔「目折れてました!そりゃ痛かったわけだ!」 パリ五輪は負傷したまま金 SNSでは「根性ありすぎでしょ」の声 8/24(土) 18:26配信 日テレNEWS NNN
パリ五輪のレスリング女子フリースタイル76キロ級で金メダルを獲得した鏡優翔選手が自身のXを更新。大会中に負傷していた目について、「目折れてました!」と状態を明かしました。
パリの地で女子の最重量級である階級で日本史上初の金メダルを獲得。
偉業を成し遂げた鏡選手でしたが、21日には「実はオリンピックの1回戦で相手の頭が激突して以来右目左右が見えにくいのを、やっと公に告白して、やっと明日病院に行きます」と明かしていました。
23日に改めてその検査結果をXに投稿。
「目が折れました!そりゃ痛かったわけだ!でも眼球は全く異常なしだったので大丈夫です たくさんの方に心配していただいて幸せ者だなとあらためて感じました ありがとうございます 目の骨が折れたのに頑張った自分をしばらく褒めたいと思います」
具体的な骨折の内容には言及しませんでしたが、“大丈夫”と報告しています。
これには「そんな状態で決勝戦まで戦ったなんて…」「優翔さん根性ありすぎでしょ」「眼球に異常無くて良かったです」「いっぱいご自身を褒めてあげて下さい。お大事に」など驚きとエールの言葉が寄せられました。
*https://news.yahoo.co.jp/articles/6a5795dabf4c472626cf8253524536ccd3f16a15 より
“常識なんて打ち破れ”レスリング 金メダル 鏡優翔【解説】 2024年8月12日 10時01分
20年間、日本勢が越えられなかった女子最重量級の金メダルへの壁。
パリオリンピック、レスリング女子76キロ級で金メダルを獲得した鏡優翔(かがみ・ゆうか)選手は、鍛え上げた「高速タックル」で、その壁を打ち破りました。 (スポーツニュース部 記者 持井俊哉)
今大会のレスリングは出場した13人中11人がメダルを獲得し、金メダルは過去最多となる8個。記事後半では、その強さの要因について解説しています。
【解説】レスリング 金メダル過去最多8個 “強化が結実”
「まさに壁のよう」
レスリング女子が正式種目として採用された2004年のアテネ大会から、日本が唯一金メダルを獲得できていなかったのが最重量級でした。
この階級は力自慢どうしががっぷりと組み合い、じっくりと重さをかけ合う戦い方が特徴です。タックルを仕掛けるのも簡単ではなく、アテネ、北京と2大会連続で銅メダルを獲得した浜口京子さんですら、タックルを投げ返されたりつぶされたりするなど、厳しい戦いを強いられてきました。
浜口京子さん
「海外の選手は体も大きくてまさに壁のように感じる。タックルにいって勝つのは非常にリスクがある」
常識なんて 倒してしまえ
そんな“常識”をものともせず頭角を現したのが、鏡選手でした。
2023年 世界選手権
日本勢20年ぶりとなる女子最重量級の金メダル獲得を果たした去年の世界選手権。鏡選手は全ポイントの70%をタックルを起点に奪い、関係者を驚かせました。
小学1年生のころからレスリングを始めた鏡選手は、タックルで相手を倒すことに魅力を感じていたといいます。
鏡優翔 選手
「昔からタックルで勝ってきたので、タックルでしか勝てないと思っている」
みずからのタックルを磨いて数々のタイトルを手にし、最重量級になっても、その姿勢は変わりませんでした。
リスクをものともしないタックルを磨く
腕の長さやパワーで劣勢に立たされることが多い海外勢を相手にタックルで勝つために、特に磨いてきたのがスピードです。
スパーリングの相手に男子の軽量級選手を選んでは相手の足元に飛び込むことを繰り返したほか、専属のトレーナーのもと筋力トレーニングにも励みました。
技術は東洋大学時代からの恩師・前田翔吾コーチに指導を仰ぎ、相手の骨格に合わせたタックルの入り方や、入ったあとに返し技を受けない体の動かし方など、細かい部分まで突き詰めてきました。
「タックルに入るときに光が見えるようになった」
そう言うほどの自信を示すようになり、パリに向けて準備は整った…かと思われました。
大会直前で大けが
ことし5月、右ひざのじん帯を損傷。マットに上がることすらできなくなりました。
底抜けに明るい性格の鏡選手も「さすがに落ち込みました」と肩を落としましたが
「この経験も、金メダルを取るために必要なこと」
前向きに受け止め、上半身のトレーニングなど、できることに全力で取り組んできました。
パリで見せた“自慢のタックル”
大会の直前に実戦を積めないまま、ぶっつけ本番とも言える初めての大舞台に臨んだ鏡選手。それでも、タックルの切れ味は一切鈍っていませんでした。
順当に勝ち進むと、日本の先輩たちが立つことすらできなかった決勝に進みました。
決勝では鏡選手が大好きな「ひまわり」を身につけて家族や仲間が観客席から声援を送るのを見て、笑顔で手を振りながら入場しました。
対戦するのは1メートル80センチを超えるアメリカの選手。
身長差は10センチ以上。リーチがある相手に序盤は果敢にひざから下をねらってタックルにいきますが、そのまま上から覆いかぶさられてポイントにつなげることができません。
それでも徹底した低い構えからフェイントを仕掛けたり圧力をかけたりして、徐々に相手の構えを崩していきました。
1対1で迎えた後半、組み合った状態から一瞬の隙を突き、ここは相手の太もも部分を狙って高速のタックル。場外際でしたがうまく相手の体を返して2ポイントを奪いました。その後も冷静に相手の動きを読んでリードを保ち、勝利を収めました。
勝利が決まると、セコンドについた前田コーチを肩車してウイニングラン。
「タックルで勝つために練習をしてきた。諦めずに練習してきてよかった」と努力の成果を示しました。
日本の偉大な先輩が誰もたどり着けなかった史上初の最重量級の頂点。それは日本レスリングにとって過去最多を更新する8個目の金メダルも意味しました。
100年ぶりの開催となった花の都・パリでのオリンピックで大好きな「ひまわり」のように明るい笑顔で有終の美を飾った鏡選手。
“常識”破りとも言われるほどに鍛えあげたタックルで、日本のレスリングの歴史にその名を刻みました。
*https://news.yahoo.co.jp/articles/6a5795dabf4c472626cf8253524536ccd3f16a15 より
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