「黄美娘-きみこ」
■黄美娘(きみこ/キミコ)とは?
●山梨県生まれの白鳳の枝変わり品種
黄美娘(きみこ/キミコ)は山梨県笛吹市御坂町の川井遊覧農園で発見された突然変異種と言われていますが、詳しい来歴は不明です。
表皮が黄色く、果肉も黄色い桃で、黄桃の一種といえます。一見黄金桃とよく似ていますが、収穫時期が違い、品種的には別種と思われます。
●黄美娘(きみこ/キミコ)の特徴
果実の大きさは、250~300g程で、表皮の色は全体が黄色く、部分的にほんのりと紅が差しています。
果肉も黄色く、白鳳系の桃とは違った肉質で、ややしっかりとした感じですが食べると食感は硬さを感じず、緻密でよく例えられているマンゴーのような・・・という程ではありませんが、確かに少しネットリした感じがします。
酸味はあまり無く、しっかりとした甘さが感じられ、一般的な桃とは違った美味しさが楽しめます。
黄桃といえば缶詰に用いられる品種のイメージがありますが、それとは全く違った食感で、生食向きの品種と言えます。また、外見、味共に一般的な桃とも一線を隔す印象があります。
●主な産地と生産量
平成22年産の黄美娘の全国生産量は13.4トンとなっています。主な産地は山梨県が9.1トンと愛知県が3.4トンとなっています。
●収穫時期と旬
黄美娘(きみこ/キミコ)は7月下旬頃から収穫が始まり、遅いものでは9月中旬頃まで行われます。食べ頃の旬は8月となります。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/momo-kimiko.htm より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます