7月20日に決めた読書計画を、8月9日に変更したのは、共同通信社の「憲法発布直後の芦部論発見」と言う記事がキッカケでした。
本棚にあった塩田潮氏の著『最後のご奉公』と 、芦部信喜氏の著『憲法・新版』の書評を先行させ、昨日ひと区切をりつけました。改めて、当初の計画に戻ろうと思います。
人物往来社が昭和41年に、「近代の戦争」というシリーズものとし出した本です。最後の一冊は年表ですから、実際には7冊です。世間では、「菅総理の総裁選不出馬」、「武漢コロナ患者の増加」、「病床の逼迫」、「アフガンに残された日本人の救出」、「眞子さまのご結婚問題」など、目の離せない出来事が生じています。
今回の読書計画が無事こなせるかどうか、一抹の不安がありますが、学徒の暮らしも大切な人生ですから、疎かにできません。
1. 『日清戦争』 工学院大学教授 松下芳雄
2. 『日露戦争』 東京大学教授 下村冨士夫
3. 『第一次世界大戦』 早稲田大学教授 洞富雄
4. 『満州事変』 武蔵大学教授 島田俊彦
5. 『中国との戦い』 評論家 今井武夫
6. 『太平洋戦争(上)』 早稲田大学助教授 大畑篤四郎
7. 『太平洋戦争(下) 』 早稲田大学助教授 大畑篤四郎
8. 『年表・地図編 』
1. の『日清戦争』を、206ページで中断しています。ほとんど忘れていますので、もう一度記憶を辿り、出発点の確認から開始します。『最後のご奉公』と 、『憲法・新版』は既に処分しましたので、今回の8冊が本棚から消えれば、断捨離が進みます。
「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」と、こんな文句が一時流行りました。もしかするとこんな私をみて、「ねこ庭」を訪問される方々の中に、首を傾げられる人がいるかもしれません。
「限られた人生、そんなに慌てて、なんで本読む ? 」・・家内や息子たちも、そう思っているのかもしれません。書いているブログは堅苦しいし、一人で怒ったり嘆いたり、一体何が楽しいのだろうと、家内は確実にそう思っているはずです。
確か、以前にも言いましたが、実際の私は結構のんびりと暮らしています。焦ったり、騒いだり、暗い人生を送っているのではありません。つい今し方も、家内のため、図書館で本を借りてきました。ネットで希望する本を予約すると、図書館が戻ってきた本を連絡してくれるのです。カードを持っていけば、窓口で渡してくれます。
便利な世の中になったものです。その代わり窓口のところで、「武漢コロナ」予防のため、手の消毒をしなければなりません。中国の不注意のおかげで、不便な世の中になりましたが、ついでに近所のスーパーへ買い物に行き、食パンと梨も買ってきました。スーパーでは、マスクがないと店内に入れてもらえませんが、慣れてしまえば、なんてことはありません。
ということで、「温故知新」の読書をしていても、余裕のある庶民の日々を楽しんでいます。私の楽しみの一つは、「ねこ庭」の雑草とりや剪定作業もあります。いわば読書は、「雑草とり」「剪定作業」「買い物」などと同じレベルの、楽しみの一つなのです。
それともう一つ、パソコンに向かって一息入れるとき、イヤホーンで音楽を聴きます。昔買ったカセットを、全部取り込んでいますから、いつでも好きな曲が聞けます。秋川雅史の「千の風になって」という歌も、気に入っている曲の一つです。遺言の中に、葬儀の時にはこの曲を流して欲しいと書いておく予定です。( まだ元気なので、遺言は書いていませんが、時が来て、忘れていなければ必ず実行します。 )
何を書いているのか、自分でも分からなくなりそうですが、要するに、焦って本を読んでいる日々ではないと、伝えたかったわけです。日常の楽しい雑事までブログに書いていたら、それこそ時間が足りなくなり、書評を息子たちに遺すことができなくなります。
「二兎追うものは、一兎をも得ず。」ですから、私のブログは書評がメインです。