総裁選の結果が判明し、岸田氏の総裁就任が決定したので、一安心しました。NHKの実況報道を最後まで見ました。岸田氏の総裁就任挨拶は、珍しくはっきりとした口調で、まずコロナ対策で大変な中、総裁選挙を支えた党員・議員・選対関係者へのお礼と感謝の念が表されました。
「足元においては、引き続き、わが国の国難が続きます。」「コロナ対策、必死の覚悟で努力を続けていかなければなりません。」「また、数十兆円規模の経済対策を、年末までに、しっかり作り上げなければなりません。」
国難の中には、中国による尖閣の領海侵犯や、皇室安定化のための皇位継承問題がありますが、そこには触れず、次のように述べていました。
「新しい資本主義、また〈 自由で開かれたインド太平洋 〉の実現へ、」「さらには少子化対策など、わが国の未来に関わる重大な課題が山積しています。」
「新しい資本主義」が具体的に何を指すのか、やや不安ですが、〈 自由で開かれたインド太平洋 〉の実現は、大賛成です。敵対する中国への政策であり、その向こうには「憲法改正」があります。これまでのようなむやむやでなく、力強く、ハッキリと語る氏に、期待したくなりました。菅総理の労に感謝し、「ご苦労さまでした」と下げた頭には、気持ちがこもっていました。
応えた菅総理の挨拶にも、胸に響くものがありました。つい先日までは、続投の意思を持ち努力していたのですから、複雑な思いだったはずですが、党員・議員への感謝を述べ、今後も党が一丸となり、国政を進めていこうとエールを送ったのは、立派でした。
「私はコロナ対策とともに、重要法案も成立させました。」「重要土地規制法と国民投票法です。」「デジタル庁設置と脱炭素社会への道筋をつけました。」
会場のざわめきの中で、菅総理の言葉はあまり注目されていませんでしたが、「重要土地規制法」と「国民投票法」の成立は、間違い無く総理の功績です。ネットの情報を見ましても、なぜかこの2法への誉め言葉は見当たりません。しかしこれこそが、保守自民党の総理として、安倍政権から引き継いだ、「日本再生」への一歩となる重要法です。せめて「ねこ庭」を訪れる方々だけにでも、正しく評価していただきたいものです。
前置きはここまでとし、総裁選の結果が下記の通り報道されました。
〈 第1 回目の投票結果 〉
岸田文雄(64) 256票
河野太郎(58) 255票
高市早苗(60) 188票
野田聖子(61) 63票 ・・・合計 762 票
〈 第 2 回目の投票結果 〉 ・・・決選投票
岸田文雄(64) 257 票
河野太郎(58) 1 7 0 票 ・・39.8%
( 内訳 国会議員 380名 地方票 47名分 合計 427 票 )
第 1 回目の投票結果は、たった 1 票の差で岸田氏が一位になりました。文字通りの辛勝です。2回目の投票で過半数を取りましたが、これは高市氏支持の議員票の結果だと思います。総裁になったとはいえ、岸田氏の政権は難しい舵取りが予測されます。河野氏の第 2回目の獲得数の比率は、39.8%ですから、これを無視しての政権運営はできません。
まして高市氏との連携は不可欠ですから、岸田氏はいずれのグループにも気配り、目配りが欠かせなくなります。「護る会」の議員諸氏のように、ドーンと「国益」を大きく掲げていませんから、しっかりしていないと、いつもの優柔不断な氏に戻ります。今回の総裁選の挨拶で、明確な言葉で語り、国民を安堵させたのですから、これからもぶれない総理として「走って」下さい。
私は今後、敵対する中国の「代弁者」である河野氏を推薦した、下記議員の落選のため、自分のブログで発信を続けます。
- 推薦人代表 伊藤 達也 選挙責任者 坂本 哲志
- 推 薦 人 あべ 俊子 穴見 陽一 伊藤 忠彦
-
石原 宏高 うえの 賢一郎 岡下 昌平
田中 良生 平 将明 高橋 ひなこ
武村 展英 野中 厚 古川 禎久
宮崎 政久 義家 弘介 島村 大
また千葉選挙区では、安倍氏の弟子を公言する秋本真利氏と、公明党心酔者の石井準一氏には、投票しません。自民党支援者でも、この二人の投票については、棄権すると決めています。
ネットの発信と選挙の一票が、私たち庶民の武器です。