ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

渡辺恒雄氏と読売新聞 - 5 ( 無自覚の慢心と、変節 )

2022-10-04 12:16:38 | 徒然の記

 本日は渡辺氏の慢心ぶりを紹介しますが、おそらく本人には「慢心」という自覚がありません。自覚があれば謙虚になれますが、無いのですから改められません。関連情報がたくさんありますので、順不同で簡単に紹介します。

  ・政界では中曽根康弘との親交の深さが殊に有名。中曽根の秘書だった小林克己は学生時代からの親友だった。ほかにも、大手新聞社の実力者であることを武器に、様々な分野において影響力を発揮してきた。

  ・中川一郎とは中川がかつて大野伴睦の秘書だったので、家族ぐるみで親しく付き合っていたが、彼が右派の議員グループ「青嵐会」を作ってからは疎遠になった。

  ・巨人軍の監督については、原監督を辞任させ堀内にしたが、成績不振で堀内が辞任。星野仙一の監督就任を目論んだが、各方面からの反対もあり頓挫。結果的に原を監督に復帰させている

 球団がらみの話はいくつもありますが、一番有名なのは、平成16年にプロ野球選手会会長の古田敦也捕手との会談を拒否したときの言葉でしょう。

 「無礼なことを言うな。分を弁えなきゃいかんよ。たかが選手が。」

 選手、野球ファンを中心に世論から猛反発を招き、「球界の独裁者」とも評されています。サッカーについては、次の情報があります。

 「地域に根差したクラブの運営により、裾野からのサッカー人気向上を図るJリーグや日本サッカー協会と、「読売ヴェルディ」の巨人化を目論む読売グループ間の対立が表面化した。」

 「グループ放送局のテレビ中継で使用していた〈 読売ヴェルディ 〉の呼称を、〈 ヴェルディ川崎 〉に改めるようJリーグ執行部から指摘を受け、〈読売〉を外して 〈 ヴェルディ川崎 〉とアナウンス・表記されるようになった。」

 「ヴェルディの、本拠地:東京移転を巡る川崎市との確執は、サッカーファンにも渡辺の印象を悪くしている面は否めない。」

 「渡辺は、朝日新聞において〈独裁者と呼ばれて〉と題したインタビューに応じ、〈僕は民主的だよ。物事を決めるときには必ず人に相談することにしている。独裁者と書くメディアもあるが面白いし、売れるからね。〉と答えている。」

 「その一方で、正力松太郎は独裁者だったとも述べている。」

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