ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

渡辺恒雄氏と読売新聞 - 6 ( 国益を害する独裁者 )

2022-10-05 06:18:11 | 徒然の記

 昨日の午前7時23分ごろ北朝鮮が、内陸部から東に向けて中距離弾道ミサイル1発を発射しました。青森県の上空を越え、狙っていたように日本の排他的水域外に落下しました。

 全国警戒警報がNHKを通じて伝えられ、全ての番組を中止し午前中はミサイル報道一色でした。核弾頭搭載可能なミサイルですから、北朝鮮がやけっぱちになり、ミサイルに核爆弾を載せれば日本は一瞬でお終いになります。反日左翼のNHKもさすがに無関心でおれなくなったのでしょうか。

 話が渡辺氏のことから外れますが、現在の核兵器の威力を考えますと読売新聞のことなど吹き飛んでしまいます。息子たちに分かりやすいように、令和2年9月4日の「ビジネスインサイダー・ジャパン」の記事を紹介します。

 「ロシアは8月20日、同国の原子力産業75周年を記念して、アメリカとの核開発競争が激化していた1961( 昭和38  )年10月30日、北極海の孤島で行われたツァーリ・ボンバの実験ドキュメンタリー映像を機密解除した。」

 「YouTubeにアップされた40分間の動画は、広島と長崎の原爆を合わせたものの、約1500倍の威力を持つ爆発の様子を映し出している。」

 令和2年9月にどのような経緯で、「ビジネスインサイダー・ジャパン」が「ツァーリ・ボンバ」の報道をしたのかは知りませんが、息子たちに伝えたいのは、「広島と長崎の原爆の約1500倍の威力を持っていた。」という部分です。北朝鮮が保有している核爆弾が、この威力とは思いませんが、もしかすると百倍くらいあるのではないでしょうか。

 ホリエモン氏は、「政府は騒ぎすぎる。北の核は日本を狙っていない。」と述べていますが、他人事のようにいう話でないと私は考えます。つい先日の「プーチン発言」以来、捨て鉢になった独裁者による核発射の不安が今も世界をおおっています。たとえ広島・長崎の100倍の核でも、首都圏で爆発したら日本は終わります。国葬の是非とか、統一教会への安部一族の関与など、渡辺氏が「発行部数1000数万部の『読売新聞』の力で倒す。」と言っていることも、一瞬の内に無です。

 本当は、渡辺氏の取るに足りない話を紹介している時ではないのですが、危機感のない息子たちのためには、続ける必要があります。渡辺氏のようなマスコミの社長がいるから、危機が国民に伝わらず大事な問題が見過ごされます。

 近日中に北の独裁者が、二、三発核弾頭付きミサイルを日本の上空で爆発させたら、「ねこ庭の独り言」も私も瞬時に焼き尽くされます。国内の反日左翼も保守も、罪のない老若男女も一蓮托生全滅です。その覚悟の上で、渡辺氏のたわごとを俎上に載せて検討しています。本論に戻り、氏に関する情報を紹介します。

 「渡辺は、靖国神社の代わりに無宗教の国立戦没者追悼施設を建設すべきと主張している。また内務班で受けた暴力を今でも許せない、だから首相の靖国参拝には反対だ、 と本音を語っている。」

 僅か何ヶ月かの軍隊生活で、愛国心のない二等兵だったため上官に殴られたことが、氏の反軍思想、反天皇制思想の原点です。自分の非には気づかず、他人ばかりを責める身勝手な思考です。そんな人物が「政界のドン」になり「メディアの独裁者」になっているのですから、日本の国益が破壊されます。日本の不幸の一つとして、息子たちに伝えずにおれません。

 「渡辺は、靖国神社を参拝した当時の首相・小泉純一郎を〈 愚かな総理大臣 〉と辛辣に批判している。」

 「小泉の靖国参拝は、日本遺族会が選挙における票田になっていることを挙げた上で、小泉が自民党総裁選挙の際、遺族会に向けて、自身が首相に就任すれば靖国神社を参拝することを約束していたと、明かします。」

 「私はそれは偽善的であり、彼は心から参拝に行きたいと思っているのではなく、そういうパフォーマンスで、戦犯の遺族から得票を増やすためであったと思っていると、主張している。」

 「平成16年、ニューヨーク・タイムズのインタビューに対して渡辺は、〈小泉純一郎は歴史も哲学も知らず、勉強もせず教養も全くない〉とまで述べた。」

 小泉総理に関する評価は当たっていると思いますが、靖国神社への理解は小泉氏のレベルと変わりません。〈渡辺氏は歴史も哲学も知らず、勉強もせず教養も全くない〉と、そっくり同じ言葉を返します。

 「アッツ島の戦いで、大本営が前線の兵士に全員自決せよとの命令を出したことに対しては、〈前線の将兵に対する鬼畜の行為〉と怒りを露わにし、〈戦陣訓〉を作成した東條英機を批判している。」

 「渡辺曰く、〈焦土作戦や玉砕を強制した戦争責任者が祀られている所へ行って、頭を下げる義理は全く無い〉、〈加害者と被害者を同じ場所に祀って、同様に追悼、顕彰することは不条理ではないか。〉」

 「靖国神社の遊就館に対しては、〈非常に有害な場所であり、あれは閉鎖しなければならない〉と主張している。」

 氏が私と同じ無名の庶民なら、自由な意見の一つとして聞きますが氏はそうでありません。第四の権力と言われる「マスコミの独裁者」ですから、影響力の度合い、国民汚染度の桁が違います。自分の情けない軍隊経験から、国の安全保障を否定するという常識を外れた氏の意見には、反対しなければなりません。

 平成25年末に安部総理が靖国神社を参拝した事について、次のように述べています。

 「あれにはオレも失望した」「安倍さんとは、歴史観が違うんだ。僕は少年時代から反戦でね。A級戦犯が合祀されている靖国には参拝しない。」「彼は戦争を知らないから、仕方ないけどね。」

 そして今回氏は、「発行部数1000数万部の『読売新聞』の力」で安倍氏を倒しました。「統一教会と安部一族の関係」、「国葬問題反対論」を、連日煽り立てた急先鋒が、「読売新聞」グループだったことを忘れてはなりません。高橋洋一氏の説明によりますと、氏が安部勢力の絶滅キャンペーンを張った理由は、同じ開成高校出身の岸田氏を支援するためだったと言います。渡辺氏の狙いは、政権内に開成高校閥を作ることだそうです。

 しかし度が過ぎたキャンペーンのせいで、肝心の岸田政権の支持率が落ちてしまったと、高橋氏が失笑していました。真偽の程は分かりませんが、愛国心のない人物が国の指導者層にいることの不幸を報告し、今回で「ねこ庭」のシリーズを終わります。

 結果としてこのブログも、安倍氏へ捧げる「鎮魂歌」となりました。

コメント (4)
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