今回も、「朝鮮○○」に関する「ウイキペディア」の情報を紹介します。
「朝鮮○○は東京都に中央本部を置き、全ての都道府県に本部が設けられ、各地に支部組織がある。」
幹部が北朝鮮の国会議員であり、日本全国の都市に本部組織が置かれているとは、考えてもいない話でした。
「中央本部の所在地は、東京都千代田区富士見二丁目。周辺には靖国神社の遊就館、法政大学市ヶ谷キャンパス、衆議院議員宿舎がある。警視庁は中央本部の警備を厳重に行っている。」
しかし事情を知らない私には、警視庁が監視しているのでなく、ガードマンのようにビルを警備し守っているように見えます。日本の政党との関係については、次のような説明です。
「朝鮮○○創立以前に、在日朝鮮人が日本共産党で活動していたこともあって、彼らが朝鮮○○へ移ってからも日本共産党との関係が深かった。」
「その後1970 ( 昭和45 ) 年代中盤からは、日本社会党に接近し、両者は友好関係を築いた。社会党左派を継承した社会民主党とは、引き続き友好関係にある。社会党出身の民主党議員へ政治献金を行っていたことも判明している。」
「朝鮮○○は、北朝鮮の「在日本公民団体」と自称し、2013 ( 平成25 ) 年以降は、朝鮮労働党の諜報機関傘下の第225部(旧・対外連絡部)の指導を受けている。」
宮本委員長が日本での革命には、中国式「武力闘争」を使わず、議会制度を通じて行うと決めて以来、北朝鮮が社会党 ( 現・社民党 ) に接近したことは以前に「ねこ庭」で取り上げました。「ウィキペディア」の説明も、それと符合しています。
「1955 ( 昭和30 ) 年2月の、日朝国交正常化を求める「南日声明」と、従来の指導機関であった日本共産党の路線転換に伴い、在日朝鮮人運動が再編を迫られた。」
「同年5月25日から26日に、浅草公会堂において結成大会が開催された。結成当初は、「朝鮮籍」朝鮮人を対象とした民族学校の運営や、「朝鮮籍」朝鮮人経営者に対する融資をおこなうなど、一種の互助組織として機能していた。」
「しかし発足当初から社会主義を支持し、その後冷戦期に社会主義陣営団体としての性格を明確にした。過去の反日暴力事件の経緯もあり、日本政府や警察などの治安機関との緊張関係を生み出す要因となった。」
ネットの情報を読み、最近になって「朝鮮○○はスパイの巣窟ではないか」と驚いている人がいますが、日本の公安関係者は皆知っているのだと思います。あれだけ日本と敵対している独裁主義国が、日本の中に巨大な組織を作っているのですから、良からぬ工作をしていることは目に見えています。拉致問題やミサイル発射をされて初めて気がつくのでは、遅すぎるのではないでしょうか。
『金○日の核と軍隊』の中で、著者の李 忠国 ( イ・チュングク )氏が語っていたことを思い出してください。北朝鮮軍の座学では、人民軍最高裁判所判事の意見が教えられていました。
「世界で一番民主的で、党と首領様と人民が一つに団結したわれわれと修交がない限り、日本は一歩も進展できないし、その上少数の日本統治者たちを除いて、ほとんどの日本国民は、われわれとの修交を希望しているのだ。」
「われわれが日本との国交正常化のため、三党共同宣言を発表したが、親愛なる指導者同志様は、〈絶対にここで幻想や期待をせず、さらに革命の銃を強く握りしめて、前進せよ〉とおっしゃった。」
「われわれは、日朝国交正常化が前進すればするほど、党から受けた革命を最後まで達成しなければならない。」
国交を正常化したら、日本での革命を銃を握りしめても遂行すると、兵士たちは教えられています。朝鮮○○内にいるのは、祖国に忠誠を誓う選ばれた軍人たちですから、どんな工作でも使命感を持って実行します。日本人の私には「良からぬ工作」であっても、彼らにとっては「祖国のためにする正義」です。
こう言う独裁国家のスパイの巣窟とも言える巨大なビルを、東京の一等地に黙って作らせた戦後の日本の方が、よほどおかしいのではないでしょうか。おかしいといえば、青木氏の意見も奇妙な理屈でした。
「敗戦後の日本はアジアの国、特に中国と韓国や北朝鮮に対しては、ずっと加害者の立場でした。ところが小泉訪朝で北のトップが拉致を認めたので、ここから日本は、初めて被害者という立場になれたのです。」
こう言う意見がまかり通っているところからしても、日本がおかしくなっています。敗戦後の日本がずっと加害者の立場だったとは、どんな思考から出てくるのでしょう。「日本だけが間違っていた。日本だけが悪の戦争をした国だ。」と、連合国の復讐裁判の結論をそのまま信じているとこうなります。
戦力を失い、疲弊していた日本が、米国へソ連へと戦争終結交渉に向け腐心している時、広島と長崎投下された二つの原爆は日本が受けた被害ではなかったのでしょうか。世界に類のないほど大規模な一般市民を標的にした「無差別爆撃」を、日本が受けた被害だと氏は考えていないのでしょうか。
北朝鮮の拉致を受けて、初めて日本が被害者の立場になったという寝言は、何を根拠に出てくるのでしょう。
無差別爆撃の死者は全国で33万人で、原爆を受けた広島の死者は20万人、長崎の死者は14万人です。この数字の大きさと国民が受けた多大の尊い犠牲は、連合国軍、特に米国による戦争犯罪です。これを被害と考えない無神経さは、どこから生じているのでしょうか。政府が認定した「拉致被害者」は17人で、「特定失踪者」は871人です。氏は簡単な比較計算もできない、馬鹿者なのでしょうか。
「国益を考えていると仕事ができない。」と公言していますから、自分の生まれ育った国を愛せなくなった人間は、人としての常識を無くすのかもしれません。
青木氏だけがおかしいのでなく、氏を著名人にしているマスコミや世間もおかしいのです。国のリーダーに洗脳されたとはいえ、愛国心に燃えて、日本で良からぬ工作をしている朝鮮総連の兵士たちの方が、よほどまともに見えてくるという錯覚に陥ります。
朝鮮○○を批判するつもりでしたが、青木氏や共同通信社の操作記事と比較しますと、戦後の日本の方が羅針盤の針が狂っているのが分かります。羅針盤の針を元に戻そうとしていた安倍氏を暗殺したのは、山上徹也だけでなく、日本を憎むしかできない反日左翼勢力と、彼らを跋扈させた私たち国民と言えるのではないでしょうか。
話が横道へ外れましたので、「朝鮮○○」に関する情報の紹介が半分しかできませんでした。関心のある方だけ、次回の「ねこ庭」へ足をお運びください。