日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



副書名は、未来を読むための11の法則 Re-set your mind and see the future
なかなかいいねえ.....

「メガトレンド」「トウェンティハンドレッド(2000)―黄金世紀への予告」 などで、こういう方面の第一人者の一人となってきたジョン・ネスビッツ。
この本では、ジョン・ネスビッツのルーツを垣間見るともに、「マインドセット」というワードで括られた彼の考え方のベース ×11を知ることができる。


ということで、まず本を開き、表3の著者経歴をまず読んだ。
そこでまず、びっくり!
それは「著者ネスビッツより監修者のプロフィールの方が倍以上スペースを取っている」こと。
ここでする嫌~な予感はたちまち現実となる。


本の「まえがき」を読むと、文体が明らかにネスビッツと違う。
巻頭にきているのは監修者によるものだった 。
まあいいやと読み出すと、けっこう長い(笑)
かつ内容にたまげる。

今回の本は、 ネスビッツの未来を読むための11の法則を紹介するものだが、この 「まえがき」ではまだこれから読むことになるそのネスビッツの未来を読むための11の法則を先に全て羅列し、自己流に解説している。
親切なこと極まりないが、実際はまだちゃんとネスビッツの内容も読まぬまま、先にこれを読むことは苦痛以外の何物でもない。

かつそれは長い。
なんと、それは17ページも続く。
未来を読むためにはこんな苦痛も必要なのか?
かつ自分の自慢話が羅列されている。
本の内容の説明に到達できないほど、これは酷い。
これを阻止できなかった編集者の責任は明確である。
はっきり言って猛烈に反省していただきたい。


本編が始まれば、そこは過去のネスビッツの文体ですらすら読める。
第1部の11の法則も十分おもしろいし、第2部も文化、経済をエリアを限って面白く読ませる。
なのに!
どうしてこんな恐ろしい本に仕上がってしまったのかと何度となく悲しくなる。
もしネスビッツ本人に偶然にも会えたら、直間違いなく直訴する。

結論:この本を読む場合、はじめの20pは飛ばすこと。
結論2:恐ろしく自己満な(それは読めばわかる)この監修者が執筆している「レバレッジなんとか」というタイトルの本をみたら警戒警報をアタマの中で最大限に鳴らすべし!

あまりの怒り心頭状態なので、この本のまともな内容に関する記述は別の機会に譲る....


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



     


 
編集 編集