オープニングは「臨終」のシーンから始まり、全体のテーマとして「死」を扱っているという点でかなり挑戦的な演目、コルテオ。(そもそもコルテオは、「葬列」を意味するのだそう)
モントリオールで2年ほど前に観ているので、今回は2回めの鑑賞。
ただその間に、環境は大きく変化している。
最大の変化は、ラスベガス型専用劇場で行われる、新型のアトラクション"ZED"が「東京」に登場したこと。
そしてコルテオでも目新しいことに、2/17(火)に行われたユニクロとのコラボレーションイベント『THE COLOR SHOW TOKYO』なんてえのもある。
一夜限り、ユニクロが約3000名のゲストを招待したイベントで、参加者がそれぞれユニクロを着て来場したらしい。
ただそうなるとアタマをよぎることがある。
過去ユニクロが陥った「ユニバレ」(だったかな?)という現象=ユニクロ着てる人が多すぎて、同じアイテムの人に出会ってしまうなどしてしまいそれが引き金でユニクロ離れを起こす、は大丈夫だったのかなあ~と外野ながら気になる(おせっかい)
まあ関係者の会だからいいのかな?(だからこそ重要という気もするが)
さて、Corteo。
一言で言うと、どこにいるのかわからなくなってくる感じが小さな点で始まって少しずつ拡大していく感覚が「やっぱ好き!」
(言葉を変えると、現実感覚からの離脱、ということだろうか)
優れたエンタテイメントとは、ほぼそういうものだ。
今回意外だったのは、なぜか集団で行われるパフォーマンスより男女2人で演ずるものの方が魅力的に思えたこと。
(例えば前半のアクロ・デュエットとか)
なんでかな?
シルク・ドゥ・ソレイユについては当ブログでは過去かなり言及しているのでここでは書かない。
(2008-10-25シルク・ドゥ・ソレイユ ディズニー感服の創造力
2008-10-2シルク・ドゥ・ソレイユ Cirque du Soleil ZED 専用劇場ならではの感動
2006-05-2 シルク・エロワーズそしてシルク・ド・ソレイユ議論 他 )
が、このように大成功した団体でさえ「変化」の潮流にさらされているのだなというのを再実感した。
世の中とは、ほぼそういうものだ(笑)
追記:
開始からしばらくの間、出演者たちが微妙にぴりぴりしていたようになんとなく直感した。
それは自分のコンディションの問題かなと、その時は思っていた。
あとでわかったのだが、2/18の夕方公演でラストの演目がなんらかの理由でできなかった件があったらしい。
やっぱ公演ってタイヘンだなと。
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