日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



一筋縄ではいかない映画ばかり創り続けている、クエンティン・タランティーノ Quentin Tarantino。

前作、デス・プルーフ in グラインドハウス Grindhouse では、場末の映画館の雰囲気を出すためにあえて「2本立て」+「実在しない映画の予告編4本」という通常考えつかない手法を使い、度肝を抜かれた。
残念ながら日本では、2本立てがバラバラにされ、別々に公開されるという信じがたい一方、実に日本的な事態ではあった。
(一応弁護すると、公開直後だけは「デス・プルーフ」 と「 グラインドハウス」公開直後だけは2本立てもあったらしい)
個人的にゾンビものはPASSなので、それはそれで好都合ではあったが(笑)


今回のイングロリアス・バスターズ」を一言で言うと、このアップのタイトルになる。
違う表現でいうと、タランティーノ流 「戦争映画」リ・イマジネーション、というところか。
どうしてかは、遠回しにしか語りたくないので、以下抽象的になるがお許しただきたい。


まず、タランティーノが自作でみせる「会話」は毎度毎度、惚れ惚れするほど痺れる出来。
例えば、こんな彼に触発され、日本で制作された彼主演のCMで、彼の役は、シャベリタランティーノ(?)
いくらしゃべってもしゃべり足らない彼がしゃべり続け、ソニー千葉(わお!)に逮捕されるというハマリ役。
ちなみにクライアントは大阪デジタルホン(というのがあったですよ、昔) これは名作!

という感じの彼の「会話技」は、さきに紹介した前作、「デス・プルーフ」でもおおいに活躍している。
後半部の立ち上がりに、たわいもないGAL`S TALKがえんえんと。
これでもって、前半とのアクセントをつけようとするか如く、あえて映画のリズムをぶった切っていた。。。。


そして今回!
当然そのタランティーノ節が炸裂しているのだが、これまでとは緊張感が「桁違い」
ビリビリ神経を逆なでする「会話」がオープニング早々から連発(!)
これで、観客はあっという間にタランティーノのペースに巻き込まれてしまう。。。。

他にも、いつもながら「音楽」の使い方が凄い。
そしてそれに伴い、名画の条件? 脳みそに焼き付いてしまう(笑)名シーンもばっちりと用意されている。


収拾のつかないまま、終わって申し訳ないが、改めて叫ばさせていただく。

こんな戦争映画、見たことない!

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