日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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09月13日に放送された放送!「9.11アメリカ同時多発テロ 最後の真実」 The path to 911 は、世の中の関心の高まりもあって、関東12.1%と好調。
このオリジナル版は、5時間弱あり、WOWOWで2007年01月にドラマ「911への道」として放送されてはいたコンテンツ。
日本で言及しているメディアは極端に少なく、正直寂しい状況だったが、今回の放送でかなり認知されたと言えよう。

もともと米ABCが2006年の9/10、11に2夜連続で放送した特別番組「The path to 911」。
放送まで政府系、エアライン系他、各方面で大もめにもめた内容で、放送後も賛否両論を引き起こした。
8年の今ではしっかり振り返らねばという認識が潮流だが、5年後の微妙なタイミングで踏み込んだ米ABCは立派。


さて、放送をビデオ録画でチェックした感想をば。
やはり5時間弱のコンテンツを1時間半強に押し込んでいるので、ドラマというよりは「事実の羅列」にどうしてもなっている。
オリジナルでは、アフガンでの米の厳しい環境での活動や、アルカイダの準備行動、そしてアメリカ入国時のことなどがもっと描かれている。
この結果、アメリカがやってしまった失策の数々が、より鮮明にされる。
(もっとくわしく書きたいところだが、ビデオがみつからないので印象)

上記の理由で、今回の放送が気に入った方には、ぜひこのオリジナル版をチェックしていただきたいと思った。
のだが.....どうも現在発売されているのはアメリカ版しかないよう。かつそれは短縮版らしい。

このため、本「倒壊する巨塔 アルカイダと911への道」(上)(下)を読まれることをお勧めしたい。
ちょうど読み終わったところなので、早々に(下)の感想もアップしたいと思うが、緻密な取材に基づいており、かなりリンクするとともに、これを補う内容になっている。
ドラマではあまり表現していない、アルカイダの発生起源、CIAとFBIの間の確執などがよりはっきりと理解できる。
ピュリツァー賞を獲得しただけのことはある。

21世紀をある意味、方向づけてしまったという点で、この事件は語り継がれなければならない事件だが、現時点で最も当時の状況を理解するベストの方法と言えよう!

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