日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



ストレスの多い現代社会。
日々、ネット上だろうが、通勤電車だろうが、そして家庭だろうが、多くの軋轢が日々繰り返される。
そして究極は「クレーマー」とか「モンスター」(例:モンスター・ペアレント)
ちょっとしたことから、とんでもない事件に巻き込まれない。

自分的には思い出してみると、最近「激怒」したのは今年5月のある日。
あまりの怒りパワーにそれは数時間では納まらず、数週間続いた(笑)

こんな?「怒り」に焦点をあてたこの1冊。
結論からいうと、かなりのお勧め本である!


その理由をざっと4つほど挙げてみる。

1.先生ぶったところがなく、読者目線。
2.作者が女性。ならではの文章の平易さが、非常に読みやすい
3.その結果、「怒り」という難しいテーマをうまく整理している。
4.このアプローチが、よくある「マニュアル本」とは対極

「怒り」を否定するのではなく、(感情に「いい」「悪い」はない)もっとポジティブにとらえていて唸った(怒りはココロからのメッセージ、SOSの大事なサイン)

そういうものとした上で、「怒り」の裏にある感情を「言葉(げんご)」化することを勧めている。
それは具体例でいくつか表現されており、わかりやすいので実際に読まれることをお勧めする。


実は、先の列挙の最後「4.アプローチが、よくある「マニュアル本」とは対極」については、本の中で触れられている。
「マニュアルを鵜呑みにしない」という言葉で。
この文を読んだときに、この本が信頼に値するものだなと、すご~く腑に落ちた。
それがあって、ここまで気を細やかに使った表現だったのだなと。
究極の「マニュアル本」嫌いの私としてはウレシイ(笑)

自分の「怒り」の感情を引き起こしたものを冷静に分析すれば、それはその人ならではの個性・信条がある。
その信条をもし、「マニュアル」に頼るとその人の心のバランスに異常が生ずるのは「当たり前」とも言える。

と、さらっと読めるのに、なかなか「気づき」の多い、収穫がたくさんある1冊だった!
ということで、お勧めしておく。


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