確か3年ほど前に一度NYで観て、それからは毎年観たいなと思っているシリーズ。
アカデミー賞レースの候補作品を一気にみせる、というのが売り。
とはいえ、作品賞とかではなく、
・短編映画賞
・短編アニメーション賞
・短編ドキュメンタリー賞
の短編系の3つ(なので2時間超で終了)
渡米した時は既に発表されていたので、もう上映が終わってたと認識していたがかろうじて上映。
よく考えてみると、今年はその結果を熱心には追いかけなかったので、未だどの作品が獲得したが知らなかったことに気付く
→ じゃ~フラットに楽しんで自分の目で判断してみようじゃないか!(笑)
結果2作みることができ、今日は・短編映画賞を紹介します。
1.シング Sing(ハンガリー)25分
あのメジャーのシングとは違います(笑)
転校生が入学した学校では、コーラス合唱が盛んだった。早速入部した主人公は友達もでき、充実した日々になるはずだったが…
2.サイレント・ナイツ Silent Nights (デンマーク) 30分
ガーナから出稼ぎでデンマークにやってきた男は、ホームレス状態に陥る。この窮地を救ったのがボランティアの人たちで、その中の女性に恋に落ちる。誠意を見せる女性に対し男は…
3.タイムコード Timecode (スペイン) 15分
ビルのガードマンをしている女性。上司からの電話で、勤務時間に何か異変に気づかなかったかと質問される。何もなかったと答えつつ、実は…
4.エネミース・ウィズイン Enemies Within (フランス)28分
全5作中、最もシリアス。移民局に呼び出されたモロッコ出身の男は市民権か周りを売るかの選択を迫られる…
5.レイディ・オン・ザ・トレイン The Lady on the Train (スイス)30分
短編なのに、何とジェーン・バーキンが主演!
TGVの横の家に住む主人公は、毎日旗を振ってTGVを応援しているうちに…(実話ベース)
世界の各地から集められた短編映画をこうやって一気見するのは、とても貴重な体験。
言語・文化の違いをこうして楽しめるって素晴らしい!
また30分程度だと、30分ネタ一発勝負ができる、という点で潔い映画になる点も興味深い。
ぶっちゃけ最近でいうと、LION/ライオン ~25年目のただいま~は、30分短編が適切だったのではなかったか?
当ブログのベスト作品は、1.シング Sing(ハンガリー)25分(写真)
子供の世界に入り込んだオトナな事情に対抗する子供たちの取った作戦に拍手!
で受賞も今作と知り、ホッと。
これだけ面白く楽しめるんだから、日本でも公開してもらえないものだろうか?