
超巨大SNS会社、とリアルワールドで言えば現状、フェイスブック。
この映画では「ザ・サークル」という設定。
ザッカーバーグではなく、創始者でリーダーはトム・ハンクス。
スラスラと説得力持って聴衆を魅了する様子は、スティーブ・ジョブズにも似ている?
久々に喋りで魅せる、トム・ハンクス!
(なので、写真も主演女優ではなく彼 笑)
一方主人公(エマ・ワトスン)は新入社員。
だがあるきっかけから才能を見出され、彼女はのし上がっていく。
父母にも医療サービスを提供できる身分になり、大満足の日々!
だが彼女が新プロジェクトのモデルケースに立候補したあたりから怪しくなってくる。
完全にプライバシーを捨て(トイレ休憩5分笑)、結果さらに大人気者に!
ここで違うSFを思い出した。
ジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」のような展開だなと。
こっちはSNS上ではなく、テレビに全てのプライバシーを公開する、という設定だったが。
テレビ → SNSとは!
時代の変遷をおおいに感じさせますなあ...
どちらの主人公も初めのうちはこの現象を楽しむ。
が、徐々に「プライバシー・ゼロ」の問題点に気づかされる。
そして…
脇を固める俳優陣もなかなか豪華で魅せてくれる。
彼女のサポートに徹するジョン・ボヤーガ(SW 7)
「6才のボクが、大人になるまで。」の彼=エラー・コルトレーン
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のネビュラ役、カレン・ギラン
個人的には大好きな個性派脇役、パットン・オズワルト
etc...
結論:超巨大SNS会社の暴走に、機知で切り返そうとする女。
SFというには イマに近すぎる感もありつつも、だからこそ SNSユーザーにはオススメ
追記:本日の日経朝刊記事「米でSNS企業規制論」
角度が全く違うハナシとはいえ実はこの映画、タイムリーなのかも?!