ワールドミュージックも世界隅々まで既に触手を伸ばし、もう未開拓ゾーンなんて ない、と思っていたら…
何と、バルカン半島南西部、アルバニアの音楽が登場!
クラリネット、バイオリン、リュートのサウンドをベースに、ブルガリアン・ポリフォニーのような同音多声合唱が加わる。
全15曲中、インストが6曲、多声合唱も加わった曲が9曲。
どっちにしても、何とも強力に「哀愁感」を漂わせる 音楽!
そしてこのCDの価値を明らかに増しているのが「録音」
ワールドミュージック系の音楽の録音は玉石混交だが、今作は素晴らしい。
特にクラリネット。
絞り出すような音色に、新しささえ感じるレベル!
バイオリンなど他の楽器類も同様。
このサウンドを引き出したのはプロデューサー。
ピンクフロイドのデビュー(WOWOW!)etc…伝説のジョー・ボイド。
Richard Thompson、R.E.M.など大御所からキューバ音楽までを紹介してきた人物。
結論:家でも外だろうと、音を出した瞬間から秘境に持ってかれる、最近まれにみる 強力な音楽!
iTunes Storeで、SAZ’ISO で検索すれば出るので聴くと何言ってるかわかります(笑)