文化の日に、歴史的名作を鑑賞。
最近の雑誌ブルータスで「いまさら観てないとは言えない映画」もあったので。
(サブタイトル:僕は黒澤 明 監督の作品を一本も観ていません 笑)
雨宿りをする3人の男(写真)
山中であった事件を、志村 喬 がおそるおそる語り出す。
奉行所が事件に関係した人たちを取り調べ、彼らの告白を通し、それぞれの主張を知る。
まずは、盗賊 三船 敏郎。
続き、侍の妻 京 マチ子。
そしてその亡くなった夫 森 雅之 の告白も、霊媒師を通して!
ところがこの主張が、3者3様。
似通う部分と、全く違う部分があり、鑑賞者は?!?!?状態に陥る。
だが物語の進行につれ、鑑賞者は少しずつ悟る。
ヒトの主観とはエゴであり、都合にいいことしか言わない、ということ。
最後にその場の傍観者だった 志村 喬 が真相を語る。
彼ら雨宿りをする3人の男のいた場所が、羅生門。
ヒトのあまりの酷さに、鬼でさえ逃げ出したとする場所。
1950年制作と、ずいぶん古い映画(67年前)
とはいえ、確かにこれは名作だ!
人間の本質、を突いている。
文化の日にふさわしい1日、に当ブログ、大満足!
追記:後で今日は勤労感謝の日と悟った... 記念日の意味と日付を理解するのは難しいね(笑)