
「ライトスタッフ」な時代の、影の功労者たち、を描いた今作。
ラストまで、全く無駄のない2時間 7分。
「大義」が世の中の微塵も動きそうもないような「根深い問題」を突き動かす。
3人の女性たちのそれぞれの奮闘ぶりがそれぞれ泣ける。
<ユダヤ人上司にほだされ、初の研究員資格権利を勝ち取ろうとする女性
サポートに徹するダンナ、そして特に裁判長にかけあうシーン、が泣ける!
<新しい技術を身につけることで、自らだけでなく周りの部下を救う女性
新しい知識を自分の身につけるだけでなく、仲間も救うサマに、泣ける!
<そして打上げにおける最重要な精密な計算・計算式を編み出す女性
クライマックス、上司のみならず宇宙飛行士ジョン・グレンの信頼まで勝ち取るサマに、泣ける!
あと何度見てもうれしい「ライトスタッフ」の名場面の1つ、の全く違う形での再現(写真)
<7人宇宙飛行士たちが延期続きの計画に対し、横一列でこちらに行進する名シーン。
<ビル・コンティの勇壮な音楽が「俺たちはいつでも宇宙に行くぞ!」という意志を表現していた。
<今作ではこのシーンをパロったシーンがあり、こちらはこちらで、強い意志が伝わってくる。
<全く違う形で(笑)
また音楽。
当ブログ、映画だけでなく音楽も高く評価している。
今年良かった音楽:ドリーム オリジナル・サウンドトラック + Hidden Figures Original Score
映画でいうと、
<音楽の出来もすこぶる良く、ジャストなタイミングで、ベストのR & B 及びインストが
<いちいちツボに刺さってくる。
<あまりのノリの良さに、ラストクレジットを確認したら、作曲は何とファレル・ウイリアムズ!
<エンディングの、ゴスペルでこちらも最高ハイに!
ここを確認するための3度目の鑑賞だったが、音楽の使い方は実に「控えめ」
それが「ジャストなタイミング」を生んでいると感じた。
インストと Pharrell Wiliams の楽曲が適切にミックスされることで、最高のグルーヴを生み出している!
パンフによると Pharrell は幼少の頃NASAに近いエリアに住んでおり、早い段階から積極的に関与したとのこと。
これで昨日アップした、極私的 「過去10年 」映画ベスト10!(2008年 ~ 2017年)の更新が可能に(汗)
「大義」が世の中の微塵も動きそうもないような「根深い問題」を突き動かす、点でランクイン決定!