1967年にデトロイト暴動の最中に発生したアルジェ・モーテル事件が題材。
冒頭、まずはデトロイト暴動が発生した社会的背景をざっと説明。
白人ー黒人の人種間のストレスが最大化し、暴動に至る。
地元の警察はお手上げとなり、陸軍までが投入されるが、43人が死亡。
この死亡のうち、極めて不審な2名の黒人の死者がアルジェ・モーテルで発生していた。
そこにたまたま居合わせた8名がその事件に巻き込まれ、地獄を見る。
主演は売り出し中のジョン・ボイエガ(SW 7、8、ザ・サークル、パシフィックリム2他)
彼はホテルに宿泊していなかったが、とんでもないとばっちりを食う。
共演はウィル・ポールター。
どっかで見たことあるなと思ったら、「リトル・ランボーズ」の悪ガキ。
顔つきが悪ガキなんで起用されたんだろうが、今回もとんでもない人種差別主義者、で警官。
暴動が始まり、まず事件を起こし上司に怒られるが一向に反省はなく、この事件に突入する。
この彼の演技が真に迫っていて、凄まじい!
各映画賞で助演男優賞にノミネートされかねない?! ド迫力演技…
監督のキャサリン・ビグローは「ハートロッカー」のヒトなので、そのへんの演出はパーフェクト(汗)
一方もうひとつふれておかなくちゃなのが、音楽的な背景。
アルジェ・モーテルで巻き込まれた8名のうち、なんと ドラマティックス のメンバーが!
冒頭始まって早い段階で、彼らがステージに立つものの、コンサートは中止。
バスで帰ろうとするが暴動に巻き込まれそうになり、二手に分かれる。
その1組が、たまたまアルジェ・モーテルに泊まってしまい、事件に巻き込まれる。
超・アンラッキー…、としか言いようがない…
写真のコピーである、IT'S TIME WE KNEW
これがグサっと突き刺さってくる、2時間22分(汗)