アメリカの名ギタリスト、ライ・クーダー(「パリ・テキサス」の映画音楽で有名)
ドイツのプロデューサーからの打診に乗り、キューバの老ミュージシャンを集結し、企画バンドを結成。
それが ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ。
これが 1997年(2年後の1999年には ヴィム・ヴェンダース =「パリ・テキサス」の監督により 映画化)
そのアルバム発売から20年が経過した今、改めて映画が公開される。
10年前にCD化もされたカーネギーホールでのコンサートから始まり、おっ!となる。
今回は、集結・バンド結成当時の裏話満載、という感じの趣き。
メンバーにどう声がかかったか、CDのジャケ誕生秘話、初のコンサート実施の経緯 etc…
(前作は今思えばバンドのイントロダクション的)
そして後半は、泣ける展開に…
結成当時でさえ既に高齢のメンバーが多く、かなりのメンバーが既に他界しているのだ!
Vo.のイブライム、コンパイ、ルベーン etc…
彼らが最期まで、このバンドの成功を喜び、命を捧げていたことがわかる。
なので今作のタイトルに、アディオス、がつく。
残ったメンバーが2年前に、ADIOS TOUR を行い(写真)世界各地を回った。
(日本は、2016年3/15:三鷹 武蔵野市民文化会館大ホール)
その模様も当然ながら、今作に記録されている。
結論:キューバ音楽 を改めて世界に紹介したシリーズの終焉、をじっくりと味わう。
(女性Vo.のオマーラ88才は健在で、今年3月にも来日だけでなく、9/2に東京でコンサート!)