テリー・ギリアム渾身のプロジェクト。
1988年に制作開始したものの、洪水などの災害に巻き込まれるわ、主演男優が怪我するわ etc…
未完成のまま、何度となく断念せざるえない状況に追い込まれていたプロジェクト。
(その顛末はドキュメンタリー「ロスト・イン・ラマンチャ」に詳しい)
制作開始から17年後!、にやっと撮影開始にこぎつけ、遂に日の目を見た!
見始めると、そこは流石テリー・ギリアム。
昔の歴史物バージョンから → 現代バージョンに話を切り替え、物語にキレが!
いかにも彼らしいリ・イマジネーションで、ドン・キホーテ の精神を現代に蘇らせる。
この狂言回し役となるのが、今が旬の アダム・ドライバー。
カイロ・レンのパロディでギャグもいけることを既に証明している彼が冒頭から暴走!
その勢いで最後まで突っ走る。
その脇を ジョナサン・プライス、オルガ・キュリレンコ、ステラン・スカルスガルド が固める。
盤石のキャスティング!
結論:現代に蘇った ドン・キホーテの 狂気 は、テリー・ギリアムのやはり 狂気 が紡ぎ出した、渾身の リ・イマジネーション。
ところで今作は WOWOW で視聴(公開時は出張直前でバタバタ)
過去コロナ禍の前までは、DVDリリース → WOWOW のパターンは崩れなかった。
「ハミングバード・プロジェクト」に続き、WOWOW の放送が DVD に先行。
やはりコロナ禍の影響か?!