「ハンガー・ゲーム」シリーズの、全米でのヒット連発を受け、そのオコボレ(あるいは後釜) を狙う今作(笑)
自分の名前も思い出せないまま、16才の少年が送り込まれるのは、迷路 Maze (写真)
迷路のセンターにある、細々と生活できる野原に到着し、そこで生活する先輩たちから生活の知恵を教わる。
彼らは性格・仕事内容でグループが分かれており、主人公はランナー Runner に指名される。
ランナー Runner とは、周囲に張り巡らされた迷路を探検し、ここからの脱出路を探す役目だ。
しかし、その任務は命がけ。
というのは、夕方の制限時間内に戻らなければ、門は閉じられ、化け物に殺される確立が高いのだ!
主人公は持ち前の行動力で、少しずつ謎の真相に迫っていくが...
「ハンガー・ゲーム」との最大の違いは、当然ながらジェニファー・ローレンス。
女性ヒロインのこちらと違い、こちらはとっても男臭い上に、主演もマイナー...
その点で緊迫度は上がるはずだと期待しつつ、どうにも こちらのテンションが上がらない...
やっぱイケイケで大驀進中の彼女の存在は大きいし、弓を持たせたアイデアも秀逸かも。
こういう時に、「原作もの」の難しさが出るなあ、とつくづく思う。
「スパイ・レジェンド」でも同じように感じたのだが、プロットを柔軟にいじれないのだ!
とはいいつつ、すでに続編が決定しているそう。
原作シリーズがある分、そのへんは強い、と言えば強い。
まだ謎は一部が解けただけの状態で終了してはいる。
ので、ここからの伸びに期待、か?!?