「沢筋の湧き水」シリーズ第3弾を掲載するつもりでした。これが大きな誤算でした。
これは、背炙り峠(現道)への入り口にあたる西の入沢です。この沢の湧き水に近づこうとしたのですが、一面に鬱蒼とアシが生え、さらに柳が大きく枝を伸ばしていました。湧き水がどこにあるかさえ分からない状態です。もし場所が分かったとしても、どのようにして近づけばよいかが分かりません。さらに、山の木々は、水路の脇まで、すくすくと茂っています。昔の山裾はきれいに刈上げされ、丁度、散髪における襟足の刈上げと同じようでした。
これが私の大きな誤算でした。耕作が放棄された水田と周りは、昔のイメージが通用しません。人を寄せ付けない姿に変わりました。ましてや、植物が元気よく繁茂するこの時期は、全てが緑で覆い隠されてしまいます。他の沢の湧き水も同じような状況と思われます。従いまして、湧水シリーズは、早くもしばらくお休みといたしまして、来春にでも見通しが効く時期に再挑戦いたします。
大きな誤算には、おまけも付いています。下の写真のように12年の愛車が、脱輪しました。昔、耕作した水田に近づこうとしたのですが、草むらに隠れた路肩が分からず、前輪が脱輪です。20年ぶりの脱輪です。これも懐かしいことでした。急きょ、JAFにお願いしたのですが、この位置を分かってもらえません。村山市の大久保から駆けつけてくださるとのことでしたので、私が「背炙り峠を越えて…」と説明しても、そもそも「背炙り峠」が分かりません。「背炙り峠」は、そんなに有名ではなかったようです。私の説明が悪かったのです。「背炙り峠」が有名なのは、一部の関係者の間だけでした。JAFは、やっとお分かりになって、電話してから1時間ほどで到着し、私は無事に助けてもらいました。感謝、感謝です。