-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

背炙り峠(現道)の湧き水

2013-06-19 21:11:15 | 近況報告

 雪がない時期に畑沢へ行くときは、常に背炙り峠を通ります。峠に達する少し手前の右側の崖に、湧水が湧き出ています。明治時代に現在の自動車用の道が通ってから、ずっとこの場所に湧き出ています。私は、通るたびにここで喉を潤しています。ついでに落ち葉などを取り除いて、周囲をきれいにしています。これは私だけでなく、不特定多数の通行人がやっているようです。大事な湧水なのです。しかし、昔とまったく同じものではありません。当然のこととして、最初、この道路は砂利道でした。その後、一昔前に拡幅されかつ全面が舗装されました。その際に湧き水があった所の岸壁も削られ、モルタルで覆われました。湧水のところには、昔の面影を留めた窪みを作り、そこにゴム管で湧き水を誘導してくれました。

 現在

 作って何年間は、昔よりも大分、少ないながらも、今、流行りの「擬音語」で表現すれば、チョロチョロ程度には流れていました。それがやがて、チョロッ チョロッに変わり、今ではポタッ、ポタッまでになってしまいました。恐らく、ゴム管の中が詰まってきたのでしょう。

 約40年前の湧き水

 写真でも分かるように、拡幅・舗装工事が行われる前は、ゴム管ではなく岩肌に掘られた溝から、水がジャージャーと流れていました。水溜まりには、横エビが棲んでいたぐらいに水量が豊かでした。

 以前に改善を試みて、細い棒でゴム管を突いてみましたが、効果がありませんでした。それでは、太めの番線を入れてみればどうかなと思いながらも、まだ実行していません。水脈が変わったとは思えませんので、必ずや解決策はあると思うのですが。

コメント
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