そんなに昔の話ではありませんが、今までで最も雪の量が多かった時の写真です。今から7年と6か月前の平成17年12月29日のことです。きっと3m以上は積もっていたのでしょう。何と、電柱の雪降ろしをしていました。家屋の雪下ろしは当たり前のことですが、電柱となるとめったに見られません。畑沢へ行く前に、古殿でも電線の雪降ろしているのを見ていましたので、「今年は電線が切られないように予防しているのだなあ」程度に考えていましたが、畑沢はそれ以上の降雪量だったのでしょう。この電柱は他の電柱とは異なり、変圧器が載っている特別大事な電柱です。アウトリガーを下した作業車からクレーンの様に上に伸びた作業台は、地面からは10m以上はあるように見えます。いくら仕事とはいえ、高恐怖症の私だったら、とても仕事になりません。上の作業員からは作業車は見えず、心細いのではと同情します。雪を払っている道具は、スコップではなく、まっすぐな柄になっているものです。畑沢で雪降ろしに使っていた「カスギ(漢字は分かりません。)」のようなものです。電柱の場合は、電線を傷つける心配がある鋼鉄製の道具は使えないのかもしれません。
地球温暖化と言われてから、降雪量が減ってきているはずなのですが、このところは結構な量の雪が積もります。何でも、温暖化で日本海の海水温度が上昇し、冬の季節風にたっぷりと雪の元になる水蒸気が含まれるからだとか言ってますが、温暖化なら温かくなる訳なので、雪が少なくなる方が私の頭では理解しやすいところです。寒がりですから。
ところで、昭和40年ごろの正月を思い出しました。正月休みなのに、スキーで山へ行くほどの雪がありませんでした。おまけに少し雨まで降る始末でした。これでは正月休みの意味がありません。あのころは雪が必要でした。私における地球温暖化は、あの時が始まりです。