~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

お食い初め by 親知らず

2006年05月23日 21時15分08秒 | 家族・友人等
歯が生えてきた。
息子の話でも娘の話でもない。私のことだ。

もちろんいわゆる「親知らず」といわれる、あってもなくてもいいような、
あると逆にやっかいなことの多い、例のあの歯だ。

私は、ほかのことはだいたいにおいて早熟傾向にあったのだが、
歯に関しては、永久歯が出揃うのも遅く、
「親知らず」にいたっては、20代後半になってもなかなか生えてこなかったので
たぶん生えないのだろう・・・とタカをくくっていたら、
28~29くらいになって突如生えた。
たしか、ちゃんと生えたのは1本だったような気がするのだが、
レントゲンに「生えかかってる」2本を見つけた歯医者氏、
もう舌なめずりをせんばかりに「抜きましょう!抜きましょう!」と。
左上以外の3本は、うれしそうな歯医者氏のペンチに次々とおさまっていった。

私の大きな誤解だとは思うのだが、
どうも歯医者氏というのは、歯を抜きたいのではないか・・・と思えてしかたがない。
まだ乳歯がたくさん残っていたころ、父に連れられて歯医者にいったら、
やはりレントゲンを見て「これも抜いておきましょう」と
いっぺんに2本抜かれ、貧血を起こしてしまったらしい(私は記憶していないが・・)。
それとも、私の歯が「抜き心」をそそるのか?

「親知らず」が、あと1本残っているということは完全に忘れていたのだが、
なんだか、左上がかゆいな、と思っているうちに生えてきた。
10数年ぶりだ。
だいたいがこの年になって、新たに「生えてくる」モンなんてロクなものがなく、
場合によっては命にかかわるようなものばかりだ。
それが、なんだか体にとりあえずは無害のものが生えてくるなんて妙な感じ。
かわりにどっか抜けなければいいが・・・。

いや、とっくに記憶の方は抜け始めてるのですけどね