ある曲をですね、そろそろ仕上げに入ろうかと、某所でいきなり本番仕様で弾いてみたわけです。
そしたら・・・ええっ・・というくらい弾けない。
別に珍しいことではないんですが、「なぜか」を分析してみないことには先に進めないのでまあ考えてみたわけです。
即録音を聴いてみたんですけど、よくわからない。
「いきなり本番モードで緊張した」といってしまえばそれで終わってしまうのですが、
緊張してダメになる演奏なら、緊張するたびにダメになるわけであって、
それはヘンな言い方なんですけど、「緊張しないようにする」か「緊張してもダメにならない」かのどちらかしかないわけです。
「緊張する」のは仕方ないので、とりあえず現時点では後者を選択。
練習そのものは地味に積んできているはずなので、仕上げ段階に入った時点でちょっとなにかムリがあると考えたのですが、
うちに帰って、よーく振り返ってみたら、テンポがけっこう速い(汗)。いやけっこうじゃなくて相当速い。
地味な練習スピードの次の段階が、(頭のなかで)CD仕様になってしまっていて、早い話が自分のテンポではないわけです。
余裕のある曲ならいいですけど、メトロノームの目盛1つ上がったらあぶない・・・的な場合、
テンポを設定するのは慎重にしていかねば大変なことに(汗)。
そういえば、昨年もそんなようなことで直前にけっこう苦労したのでした。
伴奏とかアンサンブルのときは、テンポにはかなり慎重になるのに、
ソロになると欲望のままにいってしまっていけません(爆)。
でも本番はどこかそういうところもないといけないし、でも一方で冷静な自分もいないといけないし、難しいもんですね。
自分の演奏をこれだけプレイバックすることってふだんほぼないので、いい機会だと思っています。
鏡をいやいや何時間もみて、シワやらシミやら数え上げているような感覚ですが(そんなことは実際にはやりませんが・・・・汗)、
それらを化粧してごまかすか、コラーゲン補給でもやるか、整形するか、あきらめてそれらを生かしていくか(そんなことは実際もっとやりませんけど・・・・・笑)、
・・・・・・まあそんなとこです。
地味に練習積んでも、もしかすると弾けないものは弾けないのかもしれないですけど、まあそのへんは希望を捨てずに(笑)。