グランドピアノには、正式にはなんという名前なのかわかりませんけど、大きな屋根ありますよね。
ステージで演奏する際はほとんどの場合、それを開けて(上げて)音を外にだすわけですが、
この屋根というか蓋というかが、かなりの重さなんですよ。
小さいサイズのピアノならまだしも、フルコンというわれるコンサートグランドのサイズになると、
ひとりで上げて肩がゴキっ・・・・となったこともあります。
これをですね、ご存じのように、細い棒状のもの一本で支えているわけですが、
長時間にわたる場合、これがよくも折れたり、倒れたりしないもんだ・・・と感心するわけです。
あれを腕で支えておけと言われたら何分ももたないと思うのですが、棒君、おそるべし。すごい忍耐力です。
あともうひとつ感心することが・・・
ピアノ椅子には、背付の椅子とベンチ型の椅子があります。
リサイタルのときなどは、ベンチ型の10何万もするような椅子が使われることがありますが、
コンクールとか発表会のときは、次々と変わる演奏者に対応するため、多くはさっと高さの調節可能な背付椅子を使用します。
私自身も自宅でこの背付椅子を使用しているわけなんですが、何年もよくも壊れないもんだ・・・と感心します。
だってそんなにおとなしくすわってるわけではないわけで、体重移動はあるし、たまには反動もあるし、
長時間弾く場合などはそれこそ酷使なわけですが、弾いてる途中で「ガコン」と落ちたりしたことはこれまで一回もありません。
エライもんです。
この椅子が信用できなかったら、こわくておちおちすわってられませんから。
屋根にしても椅子にしても、当たり前のことなのかもしれませんけど、
時々、「たいしたもんだ」と妙に感心し、感謝しています(笑)。
安心感って大事ですね~
そんな伴奏ができたらいいなあ、と。(・・・・→結論そこ??)