いやはや…人生何が起こるか分からない。何が起こったかを時系列を追って書きますと…
12月23日 東京から北海道の某市へ帰るため、羽田空港へ。なぬぅ?!「雪のため欠航(羽田→新千歳)」。…この日ほど、ガラケーを恨めしく思ったことはありませんでした。状況に対応する手段、早い話がスマホを持っていないわけで…。何がどうなっているか?目隠しで羽田空港をさまよっている状態。
とりあえず、欠航便をキャンセルしなければ。長蛇の列に並ぶこと40分、ようやくキャンセル成立。
で、NH、JL、スカイマーク…どの飛行機も、欠航。つまり、23日に新千歳空港へ行くことはできない。空港で寝たのかって?寝ませんよっ!だって、羽田空港で7泊しなければ空席がない状況だってんだから!空港で7泊は辛い、というか、孫が遊びに来るのに私もカミサンも、羽田で寝ているっていうのはおかしいでしょう!なんとしても帰宅しなければ!
長女の夫が、新幹線の切符を手配してくれました。その人はスマホを持っているのかって?も、も、持ってるというかぁ…専門家。IT関連上場企業の取締役。世の中にこうゆう人がいるのか!?と思うほどいい人。彼が、空港関連会社に手を回して飛行機を捜してくれたのですが…年末の飛行機は、取締役のお力を持ってしても無理でした。
23日の夜は、浦安の二男宅に泊めてもらって孫達と、「フルーツが沢山挟まれたクリスマスケーキ」を食べて翌日に備えました。
さて、クリスマスイブ、12月24日。北海道新幹線は、何の問題もなく終点、「新函館北斗駅」に到着。「新函館北斗」から「札幌」までの特急に乗るべくぅ…な、な、な、なにこれっ!新函館北斗駅は、数千人の乗客で溢れていました。
どうしてこうなったか?
1 札幌への飛行機が欠航で、JRで札幌へ行く人々が新函館北斗駅に溜まる。
2 大雪のため北海道内のJRがストップ。新函館北斗駅に人が溜まる。
この日、北海道内では、「10万人が影響(12月25日の北海道新聞第一面)」。
新函館北斗駅のホームは、線路に人が落ちそうな状態。さあ、(函館始発の)14時11分発の札幌行きの特急が、新函館北斗駅の2番ホームに入って来ましぃ…とは簡単にいかない。とにかく、人が溢れるホームで押されて線路に落ちそうな人がいるので、超徐行で入ってきました。それからが地獄絵図。「我先に!」と、乗り込もうとする!乗ろうとする客の国籍は(私の見たところですが)、外国からの観光客が60%、日本人旅行者が40%ですかね。
日本人が、我先にと乗るのかって?乗りますねえ!「殴る、蹴る」もありましたが、それほど効果がなかった。なぜかというと、数千人の押しくらまんじゅうですから、殴ろうとしても、手を振り上げる隙間がないので、「猫パンチ」で終わる。蹴る奴は、膝蹴り専門ですが、膝を少しでも上げるには多少の隙間が必要。隙間がないので、膝蹴りを受けたほうも大きなダメージがない。それほどの押し合いへし合いでしたねぇ。
怒号は、「日本語」「英語」「多分…中国語」「津軽弁」。狂乱するオバサン!とうとう警察官10人ほどが出動。私も久しぶりに、50年前の、「全共闘VS機動隊」を思い出させていただきました。
14時11分発の札幌行きの特急が、新函館北斗駅を発車したのは、14時55分でした。もちろん私は乗ることなどできず、1時間半ほど、人に揉まれて立ち尽くしておりました。
14時11分発に乗れなかった私とカミサンを含めた800人ほどは、次の札幌行きの特急に乗るべく3番線へ移動。800人が、自由席車両が止まる予定の場所に並んでいたのですが、あとから新幹線で来た乗客が列に関係なく3番線ホームへ。始めのうちは、「列に並んで!」と言いましたが、どんどん人が増えて、私の言うことなど無視。電車を待つ人は、たちまち1500人ほどに膨れあがった。全く手が付けられない。
待ちに待った、15時15分発の札幌行き特急がゆっくり入ってきた。線路に落ちる人がいなくて良かったです。そして、電車のドアが開き空き、また修羅場が。
まず、降りたい乗客がいるのに、我先に!降りたかった乗客は,ドア付近で身動きとれずに10分ほど。自分さえ良ければいいという人の率が高すぎます!降りる人…ホント可愛そうでした。がんがん人々に体当たりされて、身動きができないんだから!ホームには、降りる人用のスペースなどないわけで…。
カミサンなど、見ず知らずの人間に口から胃袋が出るほど押されて、半べそかきながら、「東京ばな奈」が4箱入ったビリビリに裂かれた紙袋を抱え、(自分の)オストリッチのハンドバッグを引っ張っていましたよ。(人々に挟まれて、ハンドバッグを引き寄せることができない状態。立錐の余地もない)
私ですかぁ?電車のドアまで、あと1mという所で二進も三進も行かない。10分ほど、身動きとれず。
人間は、「自分さえよければいい」んですよぉ。困ったもんです。と、言いますのは、ようやく電車に乗ることができたら、もう安心で、乗ることができない人のために客席内へ詰めてあげようとしないのです。「おまえら、もう諦めな。早くドア閉めりゃいいのに」って感じ。
私は、絶叫しました!「中へ詰めてください」10数回叫びましたが、全く効果はありませんでした。
「もう諦めようかぁ?」カミサンに話しかけました。
「そうだね、函館に泊まって、明日一番の特急に乗ろう。函館が始発だから、間違いなく乗れるし…」。
「今は、とりあえずこの列車が動き出すまで、頑張ってみよう」。
そこへ警察が登場。外から、電車内の乗客に中へ詰めるよう指示している。これが効いたのか、私も東京ばな奈を抱えたカミサンも、電車内へ!良かったですよ。これで、札幌までは行ける。
15時15分発の札幌行きは、15時50分に新函館北斗駅を出発!殴る蹴るはありませんでしたが、仲間が乗れない状態になった香港の芸能関係社の女性が、「その二人を乗せろ!」とわめき散らして凄かったですよ。その二人というのは、香港のアイドルらしく、「雪の妖精」のような衣装でした。何でアイドルが新函館北斗にいるのかって?12月24日は、クリスマスイブで、札幌でコンサートやら何やらが行われる予定だったようですが、飛行機が飛ばなかったので大半が中止。新幹線で北海道入りした芸能関係者も多数いたのですが、札幌まで行けた人は何人いたことか?行けたところで、どーしようもないんですがね。
で、脊柱管狭窄症の私が、新函館北斗駅から、「待ち時間+電車に乗っていた時間」のすべて、立っていた!これ凄いでしょう!合計およそ7時間!一切の飲食なしでひたすら7時間以上立っていた。しゃがみ込むこともできませんでした。なぜなら、車内で私に与えられたスペースは、26cm×20cm。しゃがめませんよ。
そんなわけで、鼻水すら拭く隙間を与えられなかった私と、東京ばな奈を抱えたカミサンは札幌駅に到着!
それから、またまた苦難の道が待ち構えていたのですが…長くなりすぎたので、おしまい。立っているのも辛いし、押し合いへし合いも辛い。だけど、何よりも辛いのは、「公徳心(社会生活における道徳を重んずる心)」の欠如。あんまりだわ。修羅場を見せられた10歳ぐらいの白人の女の子が、泣いていました。日本が嫌いになっちゃったかなぁ?
12月23日 東京から北海道の某市へ帰るため、羽田空港へ。なぬぅ?!「雪のため欠航(羽田→新千歳)」。…この日ほど、ガラケーを恨めしく思ったことはありませんでした。状況に対応する手段、早い話がスマホを持っていないわけで…。何がどうなっているか?目隠しで羽田空港をさまよっている状態。
とりあえず、欠航便をキャンセルしなければ。長蛇の列に並ぶこと40分、ようやくキャンセル成立。
で、NH、JL、スカイマーク…どの飛行機も、欠航。つまり、23日に新千歳空港へ行くことはできない。空港で寝たのかって?寝ませんよっ!だって、羽田空港で7泊しなければ空席がない状況だってんだから!空港で7泊は辛い、というか、孫が遊びに来るのに私もカミサンも、羽田で寝ているっていうのはおかしいでしょう!なんとしても帰宅しなければ!
長女の夫が、新幹線の切符を手配してくれました。その人はスマホを持っているのかって?も、も、持ってるというかぁ…専門家。IT関連上場企業の取締役。世の中にこうゆう人がいるのか!?と思うほどいい人。彼が、空港関連会社に手を回して飛行機を捜してくれたのですが…年末の飛行機は、取締役のお力を持ってしても無理でした。
23日の夜は、浦安の二男宅に泊めてもらって孫達と、「フルーツが沢山挟まれたクリスマスケーキ」を食べて翌日に備えました。
さて、クリスマスイブ、12月24日。北海道新幹線は、何の問題もなく終点、「新函館北斗駅」に到着。「新函館北斗」から「札幌」までの特急に乗るべくぅ…な、な、な、なにこれっ!新函館北斗駅は、数千人の乗客で溢れていました。
どうしてこうなったか?
1 札幌への飛行機が欠航で、JRで札幌へ行く人々が新函館北斗駅に溜まる。
2 大雪のため北海道内のJRがストップ。新函館北斗駅に人が溜まる。
この日、北海道内では、「10万人が影響(12月25日の北海道新聞第一面)」。
新函館北斗駅のホームは、線路に人が落ちそうな状態。さあ、(函館始発の)14時11分発の札幌行きの特急が、新函館北斗駅の2番ホームに入って来ましぃ…とは簡単にいかない。とにかく、人が溢れるホームで押されて線路に落ちそうな人がいるので、超徐行で入ってきました。それからが地獄絵図。「我先に!」と、乗り込もうとする!乗ろうとする客の国籍は(私の見たところですが)、外国からの観光客が60%、日本人旅行者が40%ですかね。
日本人が、我先にと乗るのかって?乗りますねえ!「殴る、蹴る」もありましたが、それほど効果がなかった。なぜかというと、数千人の押しくらまんじゅうですから、殴ろうとしても、手を振り上げる隙間がないので、「猫パンチ」で終わる。蹴る奴は、膝蹴り専門ですが、膝を少しでも上げるには多少の隙間が必要。隙間がないので、膝蹴りを受けたほうも大きなダメージがない。それほどの押し合いへし合いでしたねぇ。
怒号は、「日本語」「英語」「多分…中国語」「津軽弁」。狂乱するオバサン!とうとう警察官10人ほどが出動。私も久しぶりに、50年前の、「全共闘VS機動隊」を思い出させていただきました。
14時11分発の札幌行きの特急が、新函館北斗駅を発車したのは、14時55分でした。もちろん私は乗ることなどできず、1時間半ほど、人に揉まれて立ち尽くしておりました。
14時11分発に乗れなかった私とカミサンを含めた800人ほどは、次の札幌行きの特急に乗るべく3番線へ移動。800人が、自由席車両が止まる予定の場所に並んでいたのですが、あとから新幹線で来た乗客が列に関係なく3番線ホームへ。始めのうちは、「列に並んで!」と言いましたが、どんどん人が増えて、私の言うことなど無視。電車を待つ人は、たちまち1500人ほどに膨れあがった。全く手が付けられない。
待ちに待った、15時15分発の札幌行き特急がゆっくり入ってきた。線路に落ちる人がいなくて良かったです。そして、電車のドアが開き空き、また修羅場が。
まず、降りたい乗客がいるのに、我先に!降りたかった乗客は,ドア付近で身動きとれずに10分ほど。自分さえ良ければいいという人の率が高すぎます!降りる人…ホント可愛そうでした。がんがん人々に体当たりされて、身動きができないんだから!ホームには、降りる人用のスペースなどないわけで…。
カミサンなど、見ず知らずの人間に口から胃袋が出るほど押されて、半べそかきながら、「東京ばな奈」が4箱入ったビリビリに裂かれた紙袋を抱え、(自分の)オストリッチのハンドバッグを引っ張っていましたよ。(人々に挟まれて、ハンドバッグを引き寄せることができない状態。立錐の余地もない)
私ですかぁ?電車のドアまで、あと1mという所で二進も三進も行かない。10分ほど、身動きとれず。
人間は、「自分さえよければいい」んですよぉ。困ったもんです。と、言いますのは、ようやく電車に乗ることができたら、もう安心で、乗ることができない人のために客席内へ詰めてあげようとしないのです。「おまえら、もう諦めな。早くドア閉めりゃいいのに」って感じ。
私は、絶叫しました!「中へ詰めてください」10数回叫びましたが、全く効果はありませんでした。
「もう諦めようかぁ?」カミサンに話しかけました。
「そうだね、函館に泊まって、明日一番の特急に乗ろう。函館が始発だから、間違いなく乗れるし…」。
「今は、とりあえずこの列車が動き出すまで、頑張ってみよう」。
そこへ警察が登場。外から、電車内の乗客に中へ詰めるよう指示している。これが効いたのか、私も東京ばな奈を抱えたカミサンも、電車内へ!良かったですよ。これで、札幌までは行ける。
15時15分発の札幌行きは、15時50分に新函館北斗駅を出発!殴る蹴るはありませんでしたが、仲間が乗れない状態になった香港の芸能関係社の女性が、「その二人を乗せろ!」とわめき散らして凄かったですよ。その二人というのは、香港のアイドルらしく、「雪の妖精」のような衣装でした。何でアイドルが新函館北斗にいるのかって?12月24日は、クリスマスイブで、札幌でコンサートやら何やらが行われる予定だったようですが、飛行機が飛ばなかったので大半が中止。新幹線で北海道入りした芸能関係者も多数いたのですが、札幌まで行けた人は何人いたことか?行けたところで、どーしようもないんですがね。
で、脊柱管狭窄症の私が、新函館北斗駅から、「待ち時間+電車に乗っていた時間」のすべて、立っていた!これ凄いでしょう!合計およそ7時間!一切の飲食なしでひたすら7時間以上立っていた。しゃがみ込むこともできませんでした。なぜなら、車内で私に与えられたスペースは、26cm×20cm。しゃがめませんよ。
そんなわけで、鼻水すら拭く隙間を与えられなかった私と、東京ばな奈を抱えたカミサンは札幌駅に到着!
それから、またまた苦難の道が待ち構えていたのですが…長くなりすぎたので、おしまい。立っているのも辛いし、押し合いへし合いも辛い。だけど、何よりも辛いのは、「公徳心(社会生活における道徳を重んずる心)」の欠如。あんまりだわ。修羅場を見せられた10歳ぐらいの白人の女の子が、泣いていました。日本が嫌いになっちゃったかなぁ?