アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

玄人は黒?素人は白?

2019年02月21日 | Weblog
 孫が、「男、男、男」と続いておりました。4番目の孫が女児。2か月半になりました。よく笑う、落ち着いた子です。現代の赤ちゃんは、皆さんこうなのでしょうか。栄養状態が良いので、脳の発育が良いのでしょう。
 名前は、「絃葉(いとは)」。11画+11画=22画。名字が18画…。学校に入り、テストの時など、「名前を書いて始めて下さい」という先生の合図で始めるわけで、30画の漢字を書いてから始めるとなると、遅れをとるかも知れません。
 それで、「葉」の意味は解ります。「絃」葉、どんな意味を持つのか調べるうちに、「そうだったのかぁ!」と合点することがありました。

 「玄人」「素人」という、熟語があります。字面で、大体の意味は解っているつもりでした。が、何故、「玄がくろで」「素がしろ」なのか?
 絃葉ちゃんの「絃」は、「弦」と同じで、音符は、「玄」なのだそう。
 白川静さんの「常用字解」(出ました、久しぶり!)によりますと、「玄」は、糸
の束をねじった形。白い糸の束をねじって、染め汁の入った鍋に漬けて染めて「黒く染まった糸が、「玄」。「玄は、黒」だった。目から直径20cmのウロコが落ちました。色彩の感覚が理念化され、「玄」は、「奥深い」という意味になった。「玄人」の生い立ちがよく分かりました。
 では、「素人」は?白い糸の束をねじって、染め汁の入った鍋に漬けて染めて「黒く染める」のですが、糸束の端は手に持っているので、染まりません。つまり、「白いまま」。素(もと)の白色のまま。よって、「素(しろ)」。目から、25cmのウロコが落ちました、
 と、いうわけで、「玄人」「素人」の生い立ちが分かりました。
 えっ?絃葉ちゃんは、単なる話の枕かって?
 そ、そうなってしまいました。そのうち、主役で登場していただきます。