アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「お寺と神社」の話かと思ったよ

2025年02月05日 | Weblog
 日本の会社ですが、「世界一の種苗の会社」と、私がレスペクトしている会社があります。我が農園のタネの90%は、この会社から買っていました。
 この会社も、私の農園を大事にしてくれておりまして、折々ご連絡をいただいておりました。

 その種苗会社からメールが来まして…。その中の記事、タイトルは…
「お寺と『ジンジャ』~ロスコエア~」

 これは、私が好きそうな話、「お寺と神社」の話でしょう。ロスコエアはなんだかわかりませんが、お寺と神社が合体したような、なにかをロスコエアと言うのでしょう。

 お経の後の、「…あなかしこ、あなかしこ」。仏教と、神道は同一の根源…こういうことが書かれているに違いない。これでまた、お寺と神社についての知識が増えるなあ!ワクワク!
 早速読み始めました。

 チベット族は、ラマ教と言われていたチベット仏教を篤く信奉しています。
 ・・・いいぞいいぞ!その調子!神社も早く出してぇ!

 インドに近いこともあり、漢字にされた経典ではなく、民族の言葉で直接経文を記しているので、中華文化の恣意が反映されていません。
 ・・・いいねえ!中華文化の恣意が反映されていないというところが、特にいいですね!神社はまだかな?

 小高い丘には、タルチョー(経旗、五色の伝統的な祈祷旗)がはためき、人々はマニ車を回します。
 ・・・懐かしいです。インド、ブータンを旅したとき、何度マニ車を回したことか。タルチョー…あの色はどうやって染めたのか?チベット族、高い文化を持っていたのですねえ。

 善を積んだ人々にとって、最高の葬儀は鳥葬とされています。鳥に乗って魂は天界へと旅立つと信じられています。
 ・・・鳥葬?鳥のエサってのが気に入らないけど。風葬よりはいいかな。私も、遺言に、「鳥葬でお願いします」と、書こう!それにしても神社についてはまだかな?

 お寺は、香格里拉市(シャングリラ市、チベット語でギャルタン。中国の雲南省)の郊外5km、標高3,300mにある。森林限界よりも上になるため空気が薄く感じるはず。
 ・・・はいはい、私は、4,100mまでバスでのぼった経験がありますが、頭が痛くなりました。ところで、神社はまだなの?

 そんな、お寺がある近くの場所に、「ジンジャ」があります。・・・出ました!とうとう神社がっ!
 辛抱して読んだ甲斐がありましたよ。ん?と、ところが…!

 ガガーン!なんなんだぁ!
「ジンジャ」といっても神道の神社ではなく、植物のGinger(ジンジャー…生姜)類のことでした!(崩れ落ちましたよ!)
 ハァーッ!そ、それかい!はじめから、ショウガと書いとけよ!書いてあったぁ?た、確かにカタカナで…。

 冷涼な気候を好む高山性のGinger類がRoscoea属(ロスコエア属)です。
 ・・・ロスコエア、仏教でも、神道でもないじゃないか!
 高山のお寺の近くに、ショウガが植えられている…。それがどうしたああ~!標高3,300mに生えているショウガ、お寺の近くでなくても生えてんだろうがあ!

 種苗会社の記事だもんね、「お寺と神社について」書くはずがないかぁ…。