アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

カラスにウイスキーを飲ませた 前編 カラスは恐ろしい

2008年06月17日 | Weblog
 還暦パパ   カラスにウイスキーを飲ませた 前編 カラスは恐ろしい

 前編では、カラスの恐ろしさを知っていただき、後編では上手なウイスキーの飲ませ方(?!)を御紹介(紹介されてどーするってかぁ?)させていただく。60年生きていると、常人が経験できないことをしたりなどするものです。
 7年ほど前(2001年秋)、東京都庁内にカラス対策プロジェクトチームが発足した。ネーミングがそのまんまで、おもしろいですよね~。歓楽街の裏口で残飯を漁るカラスの駆除対策・・・東京のカラスも大問題ですが、田舎のカラスも問題です。その実態は…
 現在、還暦パパに脅威を与えているカラスは、ハシブトガラス。体長は50~60cmほど。出刃包丁のような、大きく太いくちばし。頭をつつかれたら、頭蓋骨にだって穴があきそう!
 「たかがカラス、怖れるに足らんべ」と思われる方、考えを改めていただきたい。脅威を受ける理由・・・
1 犬以上に知能が高い。(知能検査したのかって?還暦パパではなく、宇都宮大学農学部の杉田教授が調べました)。捕獲用具を簡単に見抜きます。 当然、「かかし」を怖れることもなく、かかしの頭に留まったりする。
2 人に危害を加えられそうになると、その人間を記憶し、復讐することがある(コレがやっかいなのです)。
3 女、子どもを甘く見て、横暴な振る舞いをする。ニューハーフは、女と認識する。この説は、宇大の教授ではなく還暦パパ説。
4 都市部の街路樹や電柱などにも営巣する。よって、巣の近くを人が通るわけだが…繁殖期には巣の近くを歩く人間を襲撃する(こともある)。
5 オウムや九官鳥のように、人間の言葉をまねたり、声色で列車の音を発したりする個体もいる(コレあたりはまあかわいいのですが)。
 今のところ、還暦パパの被害は
被害1 ゴミ袋を破られた(大分県臼杵市や東京都杉並区では、黄色いゴミ袋でカラスを阻止しているようですが)。ゴミ袋にしっかり網をかけているんですよ。網の隙間から、あの嘴で袋をつつくのです。石をぶつけてやろうかとも思いましたが、復讐が怖いので、「こらー!」と怒鳴って終わり。怒鳴るのもビクビクものです(復讐が怖いので)。近づいてもなかなか逃げない。約2mくらいで、仕方なく飛び立つ。
被害2 物干し竿に土足で留まる。竿に泥をつけられることと、トリインフルエンザが怖い。
 現状の被害は上記2点。以前はまだ多様な被害を受けた経験あり。

 目撃し、戦慄をおぼえた事件は・・・親ガラスの監視のもと子ガラスが飛行練習をしていた。子ガラスは飛ぶのが下手で、民家の壁にぶつかり地面に落ちた。その瞬間、野良猫がいつもの緩慢な動作から予想もできない速さで子ガラスを襲った。次の瞬間、親ガラスが急降下し、野良猫へ出刃包丁(のようなくちばし)を突き刺した。
「ギャー」
野良猫の腸が、はみ出していた。それでも野良猫は、這々の体で、駐車してあった車の下へ逃げ込んだ。
それからおよそ4時間後(4分ではないのです。4時間です!)。ころあいよしとみた野良猫が、のこのこと(腹をやられているので、のこのこ)車の下から出てきた。親ガラスは、まだ見張っていたのです。この執念深さ!再度攻撃を受けた野良猫は、えぐり出された腸を引きずり、ようやく立っている状態だった。それでも、カラスは攻撃のくちばしを弛めなかった。
 その事件以来、そのカラス親子は態度がでかく、我が家の物置を物色したり、丹精込めた西瓜に出刃包丁を突き刺したり、出勤時に後方から飛んできて薄くなった頭髪を引き抜こうと(?)したり・・・。近寄っても逃げないので、餌づけして、油断しているところをぶっ潰してしまおうという案を出したが、家族に一蹴されてしまった。(つづく)

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