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台湾の鮎③

2011-05-19 10:40:25 | ブログ

2011taipeiayu_027 台湾の鮎は、一度絶滅しています

戦前から日本への輸出品で、とても高価な魚でもありました

その為、電気を流して魚をシビレさせて獲るという違法な方法で、獲り尽したのです

今でも台湾の鮎は、日本へ輸出しています

やはり、今でも夜間に電気で・・・という行為はあるそうです

さて、絶滅した鮎を復活させた人物がいます

私が属しているJFT(日本釣り技術振興評議会)の前理事長の故 佐古田修一氏です

一言に復活といっても、日本から持っていって直ぐに、という訳にはなりませんでした

2011taipeiayu_032 最初の二度ほどは、『がまかつ』に資金援助をお願いし、行ったのですが、模索しながらの放流であった為、失敗してしまいました

その後は、独自に受精卵の確保、飛行機による輸送手段、現地の水産試験場の協力を得、数年試みても失敗が続いたのです

最後にたどり着いた方法が、受精卵を直接川に浸ける方法だったのです

場所は、ダムの上流のペイスーシーです

ダム湖が海の代わりをし、プランクトンを食べて稚魚が育ったのです

天然遡上の確認が出来たのが、受精卵を浸けてから二年後です

受精卵を提供し続けたのは、和歌山県日置川の(当時)組合長の下 謙三氏

現地で直接指導にあたった、JFT顧問の鈴木敬二博士(現在も台湾で養殖技術の指導中)

台湾のJFT友好団体の『台湾流遊会』会長の汪 慶堂氏とその会員諸氏の協力も忘れてはならないことです

現在は、大分県の受精卵を輸入したり、琵琶湖からもと、聞いて帰りました

しかし、日本と同じような問題点もあることが、今回の釣行で判りました

続く・・・


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