戦前から日本への輸出品で、とても高価な魚でもありました
その為、電気を流して魚をシビレさせて獲るという違法な方法で、獲り尽したのです
今でも台湾の鮎は、日本へ輸出しています
やはり、今でも夜間に電気で・・・という行為はあるそうです
さて、絶滅した鮎を復活させた人物がいます
私が属しているJFT(日本釣り技術振興評議会)の前理事長の故 佐古田修一氏です
一言に復活といっても、日本から持っていって直ぐに、という訳にはなりませんでした
最初の二度ほどは、『がまかつ』に資金援助をお願いし、行ったのですが、模索しながらの放流であった為、失敗してしまいました
その後は、独自に受精卵の確保、飛行機による輸送手段、現地の水産試験場の協力を得、数年試みても失敗が続いたのです
最後にたどり着いた方法が、受精卵を直接川に浸ける方法だったのです
場所は、ダムの上流のペイスーシーです
ダム湖が海の代わりをし、プランクトンを食べて稚魚が育ったのです
天然遡上の確認が出来たのが、受精卵を浸けてから二年後です
受精卵を提供し続けたのは、和歌山県日置川の(当時)組合長の下 謙三氏
現地で直接指導にあたった、JFT顧問の鈴木敬二博士(現在も台湾で養殖技術の指導中)
台湾のJFT友好団体の『台湾流遊会』会長の汪 慶堂氏とその会員諸氏の協力も忘れてはならないことです
現在は、大分県の受精卵を輸入したり、琵琶湖からもと、聞いて帰りました
しかし、日本と同じような問題点もあることが、今回の釣行で判りました
続く・・・
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