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ハリの硬度

2018-03-21 22:17:58 | ブログ
先日高知で行われた釣りの展示会!
一般日はなくて、業者専用
売り込み専門の場です
何処の展示会に行っても、ルアーのメーカーは大盛況
ただ特徴がないと・・・
その辺りは、小売店は良く知っている
その業者さん2社が、我がブースへ
コロガシバリの展示を見ている
聞いてみると、ハリの注文だった!???
狐形両掛ブラック18号
太刀魚ですか?と聞くと・・YESだった
20号の大きい方が良いのでは?と聞くと・・・
何処にでも掛かるのでなくて、口掛りで掛かるハリでないとカウントしないのです??
カウント?
太刀魚のジギング釣りに、競技が・・・知らなかった
おまけに口掛りで釣らないと、カウントされないなんて
ヘラ釣りの口掛りしかカウントしないのと、同じではないか!
以前は、ボラバリでやっていたが、強度と刺さりが面白くなかったとのこと
鮎バリの製造と、ボラバリの製造の違いを知らなかったようだ
特に、わが社のハリは硬い、硬い粘りがある・・・ただの粘りではフッキング率は劣る
他社との製造方法の違いは、炭素鋼を加工し熱処理をしたハリと、ハリと炭を坩堝に入れて高温で浸炭熱処理はまったく違う
前社の焼入温度は600℃でテンパー温度は200℃
わが社は約900度でテンパー温度は350℃
費用と手間の掛け具合が、異なる
コストダウンした方法でハリを造ると、それなりにしか出来ない
その為、表面コートで刺さり具合の向上をカバーしようとしている
いわゆる焦げ付かないフライパンのフッ素コートをハリに施してているハリ
表面はツルツルで刺さりは向上するが、根本のハリの粘りは変わらない・・決して硬い粘りにはならない
硬い粘りをどのように表現すればよいのか判らないが・・
コストダウンした熱処理で我社のハリが出来れば、とっくの昔にやっている・・作業が楽だし熱くない
しかし、最近の釣り人は宣伝文句を信じるが、実際のハリを使って良し悪しを理解しようとしない
昔の釣り人は、『うるさい人が多かった』(失礼!)
しかし、今回の業者さんは理解していた
また、彼らのカタログの中には、実際に使って釣り上げた太刀魚とハリ(我社の)が載っていた
その方は、かなりその筋の方々に発信力があるようだ
私でも、色々なジグの型や操作方法を聞いていて、釣れる理屈が理解できた
この夏は、知らない釣具店からたぶん注文が入りますよ!と言われた
うれしいお話ですね
どのメーカーも鮎市場が、高齢化による売上低下を予想し、商品数をセーブしている
鮎用品の在庫は怖いと認識している
だからも、今、我社は忙しい・・・鮎専門だから
また同業が、次々と辞めている
辞めていく理由も良く判る
機械は古くて丁度修理交換時期、その修理する業者もなくなっている
新たに機械を作っても・・・・
海のハリと違って、鮎のハリは、単価が安い
理由は、沢山必要なので・・でも、海のハリと比べたら・・
判るのはハリ屋だけだろうね!

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