○…すっぴんのなっちと室蘭名物自慢を味わえて面白かったとは思う(新堂本兄弟20061022TNC)。ただ、電通とかフジテレビとかの中でどういう力関係があるのか全然わからないが、ゲストと共演できる歌唱力の問題とか、そこのPが言ってるような「音楽に特化」してる方針なんだろ?っていうような条件を考えるなら、サディスティックミカバンドやマドンナが新堂本兄弟に出ないで先にSMAPの番組に出るのをCMで見たりするとちょっと複雑な気分でなくもない。こないだみたいなSPで過去映像とか見るとやはり思うのは、一時間番組じゃなくて30分だからしょうがないのかもしれないという以前に音楽系のゲストやその話題が少ないところとかどこか音楽の部分の尺が短くなってきて昔よりしょぼいような気がするところである。例えばKinKi Kidsにもう一つテレビ番組があるとかして、そこでは全く内輪ギャグなしか、ギャグがあっても濃厚で完璧に客観的にKinKiだけのカッコいいステージが展開する、なんてのだったら、新堂本兄弟でアホをやってもバランスとして面白くていいのかもしれない。今の新堂本兄弟しかない状況で、テレビしか見なくてわざわざライブ会場や劇場に足を運ばないという国民の大多数の人には、そのカッコいいところがわかりにくくて、ちょっと作り手と受け手の感覚が乖離してるんじゃないかという気がしなくもないのだ。ワシらのような老兵(もっと年季の入った人も多いが、10年もたってるし)はいずれどう考えても今の10代よりは余命も短く、そのうち先に去るのみである。新しい下の子供の世代の人々が、テレビのどこを見てKinKiをどう「カッコいい」と思い、ファン層が新規開拓されていくのか。少なくともワシらが最初に「カッコいい」と思った時のようなそこは伝わっているのか。KinKi自身は内輪な空間を好むかもしれないが、そういう好き嫌いを別にして新堂本兄弟だけでなくてしんどくても他の番組にもゲストで出ていった方がいいのだろうと思う。ドラマとかじゃなく音楽だけに特化するような場合、CD発売の端境期でテレビ露出が減る期間が長いと、逆にそういうのも要るだろう。外にでりゃ多少は我慢もしなければならないだろうがそういうのもテレビで見たい。それともKinKiはそんなに天下御免でエラいのか。ともかく内輪で「笑える」だけでは今後ちょっと違ってくるんじゃないか、とは思う。視聴率至上主義だから今が済めば、っていうその場しのぎの刹那的な問題とも違うと思うが。こういうのってスタッフのセンスの問題なのか、そこまでテレビ界が彼らに求めてないっていうことなのか、あとやはり制作費とか協賛力とか政治力の問題とかかもしんないけど。いや、せっかく「男27歳」なんてある種一番カッコいい頃なんだろうからもったいないなあ、と思っただけです単純に。(20061022)
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