「政府が記録残すのは当然」新書版で削除 菅首相の著書「政治家の覚悟」
内容の是非はともかく、自身の考え方が変わった時は、「変更」があっても仕方がないと思います。
問題は、そこに至った理由です。
理由は全くわかりません。理由を明らかにしない体質が、近年の官邸の体質だからです。
『忖度』がはびこり、決定権を持つものはダンマリを決め込む。
方針転換方法は「目立たないようにかつ徹底する」に尽きるようです。
ドラマで良くある政治家のイメージそのものです。
一部外交のように、秘密裏に物事を運ぶ必要のある政策もあるでしょう。
そんな外交政策の裏側でさえ、時が来れば後の検証のために公開されてしかるべきなのです。
菅氏のオフィシャルブログにも
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」
「議事録を作成していなかったのは明らかな法律違反であるとともに、国民への背信行為」
と、書かれているようです。
現在の、『秘密裏に物事を運ぶ』『決定過程は残さないし公表もされない』流れが恐ろしい。
「国定忠治は鬼より怖い、にっこり笑って人を切る」といいます。
鬼の形相よりも笑顔の方が怖い時もあるのです。
私たちにとって本当に怖いのは、薬瓶の中の青酸カリではなく、饅頭に混入されたヒ素のような毒なのでしょう。
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