退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

ワクチンに思う

2020年12月10日 07時03分58秒 | ニュースより


イギリスでワクチンの接種が始まりました。https://www.bbc.com/japanese/55226431

コロナに感染したジョンソン首相の本気さが伝わってきます。

 


ロシアでも摂取の事実があるようですが、最終段階の臨床試験は完了しておらず、安全性や有効性を懸念する声も根強いようです。https://www.tokyo-np.co.jp/article/72672

兎に角世界で一番早く打ちたい・・・いかにもワンマンのプーチン大統領らしい気がします。

 


米、ワクチン国内接種を優先 トランプ氏、大統領令署名

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120900282&g=int

「自分さえ良ければいい」の面目躍如でしょうか。
マスク拒否で感染を拡大させて、ワクチンは独り占め・・・自国ファーストのトランプ氏らしい行動です。

 

 

 

米国でワクチンを開発したメーカー「モデルナ」「ファイザー」「ノババックス」は外国との契約もあるようです。

今後の動向が注目されます。

 

 


コバックスには頑張ってほしいと思います。https://www.sankeibiz.jp/econome/news/200922/ecb2009221154002-n1.htm

 

 

 


PCR検査

2020年12月09日 17時23分10秒 | ニュースより


あのPCR検査が1980円で出来るというニュースがあります。

 

1980円でPCR検査 東京駅前あすから   日テレNEWS24 12/9(水) 9:22配信https://news.yahoo.co.jp/articles/c849d6cd86d49a5265c0ddae111b48c996384e61

 


需要の増加や技術革新による価格低下だとは思うのですが、つい先日までウン万円といっていたのに、不思議です。

 

純国産の検査キットにこだわったため開発が遅れたのでしょうか?

 

 

今回の『SmartAmp Station“駅前検査”』では、国立研究開発法人理化学研究所と神奈川県衛生研究所が共同で開発した、新型コロナウイルス次世代 PCR 検査法、PCR/SmartAmp 法(スマートアンプ 法)を使用し、安く、早く、安全に検査できるのだそうです。


株式会社ダナフォーム の子会社、株式会社スマートアンプステーションダナフォームが、東京駅八重洲南口から徒歩4分の場所で、新型コロナウイルスの検査を行うようです。


株式会社ダナフォーム代表取締役社長の竹上雄治郎氏は8月19日に「新型コロナが流行してしまっているので急遽コロナの検査機器に切り替えた。...」と語ったとマスコミで伝えられました。


8月からの取り組みで年内実施は素晴らしい。

 

と同時に、検査の必要性を語っていながら、一向にハードルの下がらない国の検査態勢には疑問を感じざるを得ません。

 


感染症法の運用に縛りがあるのでしょうか?

新型コロナウイルス感染症の感染症法の運用の見直しについてhttps://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000675228.pdf

 

 

兎に角、本人が陰性か陽性かを知り、自分の行動を決定できる形にしなければ、蔓延は防げません。

 

その為には検査のハードルを下げるしかないのです。


民間に出来ることなのだから、国の音頭で全国的に波及できないものか・・・。待たれます。

 

 

 


雑感 GOTO

2020年12月09日 04時54分11秒 | 雑感


GoTo利用者は「発症」2倍 トラベルで東大チームが初調査     KYODO

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d0b4387b2dab685dff1034968ebecbbb658f78


GOTO事業について、盛んに議論されていますが、「Go To トラベル」は7月22日から宿泊代の割引を開始し、旅先での飲食や買い物に使えるクーポン券を10月から発行しました。

 

しかし、このコロナ過における政策にもかかわらず、その目的とする経済効果については多少事後の調査をされているようですが、デメリットである感染拡大についての調査が、政府によりなされていなかったことに驚きました。

 

研究チームによると、GoTo事業と感染リスクの関係を示す調査は国内で初めて

 


毎回思うのですが、何らかの新規政策を立ち上げる時、メリットの計算ばかり(捕らぬ狸の皮算用)が先行し、デメリットの想定とその対策がなおざりになっていると思うのです。

 

そして「印象操作」に近いキャンペーンの狼煙を上げて「負の側面」を覆い隠そうとする。

 

その代表例の一つが『GOTO トラベル』と言えるでしょう。

 

GOTOトラベルは『旅行促進・推進事業』のことです。

 

いくらなんでもそのまま言うと、『こんな状況時に何を言い出すの!』という反論が出るだろうところを英語を使うことで、なんとなくあいまいに負のイメージを緩和していると感じます。

 


危機管理が後手後手に回るのは、こんな姿勢に原因があるのではないだろうか。

 

 


『新型コロナウィルス』は新たな国民共通の敵です。

 

政策は暗中模索の中で執り行われることもあるでしょう。

 

そんな時、「美味しいこと」ばかりを並べていても先には進めません。

国民は、財政が逼迫したら『適切な増税』をせざるを得ないことを知っているように、「政策のデメリット」もしっかり公表して、それに対する科学的な根拠のある対処法も示してほしいと思います。


政治家は、もう少し国民を信用しなければいけません。

 

 

 


この時期に考える先の戦争について

2020年12月08日 06時28分42秒 | テレビを見ました


NHK放送の「沖縄“出口なき”戦場」「沖縄戦全記録」を見ました。

 

1941年12月8日未明日本海軍はハワイオアフ島真珠湾に奇襲攻撃をかけました。

この時期の放送にはこんな理由があるのでしょうか。

 

 

 

8月15日に戦争を考えることは、「空襲」「敗戦」「被爆」と被害者的な立場からの考察が多い気がします。

12月8日という米国との開戦を決断してしまったこの日に考えることは、「加害者」としての立場だろうか。

 

 

どちらにしても、一般市民は「被害者」と云っていいでしょう。


番組では、当時沖縄での「防衛招集者」(兵士の不足を補うために「軍民一体」という名の下に住民が駆り出された)の「切り込み」(肉弾戦)について伝えていた。


「どうせ死ぬ」「一億玉砕」という意識が、戦局が決した後をも犠牲者を増やした。

「どうせ死ぬ」という結論から思考が止まって、恐れもなくただ死に向かっていった人もいた。

 

住民と同じ服装をしていた日本兵がいたことからでしょうか、アメリカの攻撃は無差別になっていった事実もあるようです。

 


小さい頃からの「教育」により、国民が国家のために命を投げ出すことを「当然」のこととしていたので、犠牲者(兵士・民間人をともに)は我々とは違った死生観を持っていたのかもしれません。

 

 


国家によるプロパガンダの恐ろしさ・・・。

「常識」は疑う。「異見」は尊重する。

 

ファッショから国を守るための手段はこんなところにあるのかもしれません。

 


『教育』と『報道』の大切さを改めて感じました。

 


 


1を超えた2

2020年12月07日 20時36分08秒 | 嬉しかったこと


小惑星「リュウグウ」よりはやぶさ2のサンプルカプセルが地球に帰還しました。

「はやぶさ2」カプセル帰還 今夜遅くにも豪州を出発し日本へhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20201207/k10012749491000.htm


すぐに日常生活に結び付かない、いわゆる「基礎研究」のような宇宙へのアプローチでしょうか。

それって国家のゆとりを測る尺度とはいえないだろうか。

 


以前から、日本の科学研究はすぐに実用化できる応用研究に傾倒していて、基礎研究への意識が薄い(予算面で)と言われていました。

2015 年の日本の研究開発費総額は18.9兆円。世界第1位の規模のアメリカは同年51.2兆円でした。日米ではかなりの差があります。科学技術予算の対GDP比率で言えば日本が0.65%、アメリカが0.80%です。https://www.enago.jp/academy/trump-budget_2018/


科学技術関係予算における基礎研究費の日米比較
https://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/news/1357618.htm


元三重大学学長豊田長康氏の15年に報告された「運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究」のなかで、
2002年ころから日本の論文国際競争力が低下し始めていて、13年には人口当たり論文数が世界35位、先進国では最低である、などと云う内容が含まれていた。更にその原因は公的研究費削減が最大の問題と結論付けています。

その結果、近い将来、科学的分野でのノーベル賞受賞者は出なくなるのではないかと危惧されているようです。

 


「はやぶさ」に代表される「小惑星研究」は、この基礎研究に位置するものではないでしょうか。

はやぶさ1号機の打ち上げは2003年5月、今から20年近く前のことでした。

2002年頃より公的研究費削減が始まったとすれば、実績を残したこの計画の今後も予算的裏付けは難しいかもしれません。

 

 

 

 


探査機「はやぶさ2」は更なる航海に向かっているようです。https://www.kodomonokagaku.com/read/8790/

小惑星1998 KY26への到着は2031年7月の予定で、地球帰還からさらに10 年程度かかる長期のミッションとなる。この長期航行期間では、より自在に、より遠方へ探査を行う上で必要な運用技術を獲得し、長期航行やフライバイを利用した理学観測を行う計画である。


何はともあれ、回収したカプセルの中に大きな夢が入っていることを期待します。