pacific0035'写真BBS

文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

眉山 若松屋

2014年03月30日 22時06分55秒 | Weblog
 眉山 若松屋.国分寺市にあるというウナギ店.太宰治が愛した.

 セット. 
 眉山は寿司とウナギ丼の組み合わせ.
 二代目女将の話では、「ウナギも好きであったが、津軽の出身だけにお刺身好き」「それ以上に飛行機会社にいた主人が手に入れることのできた酒めあてでは」、と.

 旨味.
 テレは伝統の味.以前のレシピに継ぎ足して、味をかえていないという.
 砂糖が高価でザラメをもって、代用.水飴やなんとかを用いる店も多い中、当時の味を受け継いでおると、する.

 日本酒.
 案外、お酒があると良かったのかも、と.
 仕事がおわると、店にあらわれ、日本酒をのみながら屋外に視線を.
 次の推敲を重ねて、いたか.BSジャパン.「文豪食通」.
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地獄極楽図 厚岸町

2014年03月30日 09時37分42秒 | 旅紀行
 地獄極楽図 15幅  大正7年の描画.寄進者に広尾、根室の在住者が記載されているという.

 「国泰寺汁器書画古文書」として、厚岸町指定有形文化財となっている.(昭和35年10月1日指定).

 手に6尺の鉄の箸.目の前に盛りだくさんの馳走.卓を前に何人かがむかいあって、座っている.

 地獄の部屋.居合わせた人とはみな、目をぎらつかせ、懸命にたべようと努めるが、食物が口に届かない.体も痩せほそり飢餓に苦心.

 極楽の部屋.おなじく手に6尺の鉄箸.ここでは、住人みな、ニコニコ.表情も色つやも、体躯も十分.

 二つの部屋、住民の対応の違い.

 自分で馳走を運ぼうとする地獄.向き合った対人が自分の希望する馳走を取り寄せて、口のところまで運んでくれる.互いに馳走をとりあうから、望みの馳走が口にはいる.

 かくて、「飢餓」対「満足」の差異が生ずる.

 以上を「説いた教典がある」と、聞いたことがあるのだ、が.
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