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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

近江商人の認めた<太湖>に共感 春採湖と田辺朔郎200406

2020年04月12日 11時39分19秒 | 景観
 近江商人の認めた<太湖>に共感 春採湖と田辺朔郎200406。

 琵琶湖疎水の設計者で知られる田辺朔郎。
 琵琶湖疎水の設計を依頼した北垣国道の請をうけ、北海道鉄道敷設計画の立案も担当する。

 計画はすすみ、北海道内の手鉄道は1000マイルに到達した。
 その成果をうけ朔郎は、「北海道鉄道記念塔」の建立を企図する。
 建設候補地は想い出深い狩勝=かりかち峠とするも、そこでは誰の目にもとまらない。

 選ばれた地が、春採湖畔であった。
 1)自ら「北海道東部起点の地」とした地点。
 2)マチに春採湖をして琵琶湖と目し、すでに「釧路港修築碑」が建立されている。
 3)建設しようと考えた大正5年の年、本多静六博士による春採湖公園化計画が着手され、その構成要素としてふさわしい。

 北海道鉄道記念塔。
 現在は釧路市幸町公園に移設されている。
 戦後、釧路市立男子高等小学校が新制中学に移管され、グラウンドが手狭となって、移設を余儀なくされた。
 釧路叢書『春採湖』に、かく記載されている。

 北海道中小企業家同友会くしろ事務所内にある「釧路 あゆみの会」例会が延期のやむなきにあり、エールで番組にもおりこんでみたもの。

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