パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

座談会でのこと

2020年11月09日 | 多言語

パッキーです。

前回の記事で、オンラインの座談会の話を書きましたが、そのオンライの場にヒッポの活動に興味を持った

日本に住んでいる海外の方が参加しました。

姉妹で参加されましたが、

お姉さんの方は日本語と英語、妹は英語しかわからないということが

会の前日にわかり、

その会は私が進行役だったのですが・・・・

 

まじですか、ドキドキ 

 

まあ、もう前日だし、とにかく多言語交えながらも楽しくやるしかないと

腹をくくって、当日を迎えたわけです

しかし、なんと、始まってみるとそのシスターズに向けて

結構英語で、質問したり、感想聞いたりしている自分がいました。

えっつ、何?この口をつく英語 (まあ 簡単なことしか言ってませんが)

なんとかやりとりして、楽しい時間を過ごせました。

にしても、どうしてこの口からこの英語???

なんか、ホームステイから帰国したての、軽く口をつく英語の感覚

実はこれを使ってあなたもペラペラ!  って宣伝じゃありませんから

 

では、何があったの? 

実は

ワタクシには思い当たるふしがありました。

 

ここのところすっかりワンオクにはまり、日々聞いていたり・・・

実は、内緒ですが、Takaが 「歌いますか?」と(私に)聞いてくるので

ハイハイと一緒に歌ったりして、それがだんだんエスカレートしてきて

窓を閉めて、大声で歌ったり、(結構難しいんですが)

どうせ誰も聞いてないし、

なりきり、なりすまし、恥のかき捨ての勢いで、英語も交えてテキトーに

そして気持ちよく、これが一番大事、気持ちよく  歌っている日々でした。

もちろんその裏には、多言語のCDも響き渡る部屋 もうカオス状態ですが、

 

そんなわけで、口が英語になっていた自分。

そういえば、

最近ヒッポのストーリーCDやバイデンさんの演説もなんか聞きやすくなったなーーって

思ってたら、ワンオク効果でしょうか。

 座談会の反省会でも、「パッキー、なんか英語すごい自然に話してたけどどうしたん?」的な質問も

仲間内から出て びっくりされて、

ちょっと嬉し恥ずかしカミングアウトをしたところ  

なんと、その場に参加していた高校生が「私も好きーーー」と話が合い。

 

しかし知らないシニア年代の人もいたので、その年代層に合わせて

「森進一と森昌子」の単語から入ると、

そうなんだーーと納得いただき、

しかし先ほどの高校生が「それって誰ですか?」世代で

私にとっては「ナマ知らない世代」に初めて会い、逆に新鮮。

そういえば、ヒッポでも「ことばを歌う」って言っているし

ほんと、何語でも、口に出して言ってみるのが大事なんだなって

そうすると口からするっと出てくる感じ その言語の口になる感じが面白い。

と、今更 思う 秋の夜長でした。


高校生留学!帰国座談会から見えてきたもの

2020年11月09日 | ヒッポファミリークラブ

チャオ パッキーです

先日オンラインで高校生でアメリカに留学した体験を座談会で話す会を開きました。

去年の夏に出発した彼女達ですが、コロナの関係で10か月間の予定が6か月の滞在となり、今年の3月に帰国しました。

それでも、帰国当初は、すごくアメリカンになっており、まずその英語に魅了されました。

音がすごくきれいで、きっとホストファミリーの言葉をそのまままねっこして

まるまる、取り込んできたんだなと思える音。

そして無事に帰国して自信もついて

もう、何も怖いものはない、なんでもできる  私  という勢いがありました。

夢に溢れて、将来が楽しみで仕方ないって勢いは、話を聞いている私たちでさえも

一緒に夢を見させてくれるエネルギーがありました。

 

そして、帰国して9か月がたち、久々に体験談として話を聞いたのですが・・・

なんだか、あれ、あの勢い、どうしたの? 疲れてる?

 

聞けば、今は、学校の勉強、課題、塾に模試、英検と びっしりでゆっくり考える事もなく、次から次に時間だけが進んでいくという生活。

二人とも同じことを言っていました。

 

そして、今回座談会をやるにあたり、もう一度あの時のことを振り返ってもらうと

アメリカでは時間がたっぷりあり、今のこと、将来のこと、学校でのこと、などなど

自分自身を考える時間が沢山あったそう。

そして帰国してから9か月 今どうなっているのか?

「自動的に生きている」と言っていました。

自動的に生きる?? つまり次から次からやることがあるので、考えなくても

生きて行ける、逆に言うと、考える時間がない。

それって、どうなんだろう。

そんな話を準備会で数人の仲間と話していたら、

あるお父さんが「自動的に生きるのは楽だよ、乗っかっているだけでいいから

でも、それからはずれるのは怖いよね。」そんなことばも出ました。

考えないのは確かに楽だけど、それに乗り続けるために走る続ける。

 

日本にいて、ずっとその中にいたら、自分が自動的に生きているかにも気づかないで

ただ、走っていたかもしれない。

 

そして、今回この座談会では5年前にドイツに留学した大学生も一緒に参加。

ちょっと先を生きている先輩の意見も秀逸で、

一見するとまた元の、忙しすぎる高校生活に戻ったかもしれないけど、

「自分たちが体験してきた、自分自身を考える時間、そしてそれを踏まえての今は 決して

前と同じではないよ。

きっと前より成長していると思うよ」と自分自信のことを振り返りながら

話てくれました。

こんな風に、同年代だけでなく、縦の関係があるのもヒッポの場の素敵なところ。

それにしても

「自分自信のことを考える時間」 大人の私にもドキッとすることばでした。