アンニョンハセヨ 韓国に小学5年生で一人でホームステイに行ったM
今頃どうしていることか。ずっとみんなで準備してきたので、
わが子のように気になります。。。
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さて、先日のヒッポの大山の活動に、あるお父さんが参加しました。
幼稚園のKプンを連れて、初参加で、緊張気味でしたが、
すぐに場になじんで、色々話してくれました。
その中の一つで、
ご自身で理事をされている、
海外、主にアジアでの、視覚障害者を、日本に招へいして
鍼灸の技術を身にさせ、帰国後の自立支援を促している協会での
体験を話してくれました。
視覚障害者の中でも、弱視の人と全盲の人がいるが、
日本語を学ぶに当たり、弱視の人は一生懸命、文字を見ながら
それに合う音を出して、日本語を話すとのこと。
全盲の人は、それをすることができないので、
文字からの情報は全くなく、すべて音から入るとのこと。
すると、結果的には音から入った人の方が
素晴らしくきれいに、日本語を話せるようになるんです
という興味深い話をしてくれました。
たとえば、韓国語を聞いて、それをカタカナで表しても
日本語の表記の中では表現できない音が沢山あるので、
それに近い音にはなるけど、ズバリ、その音にはならない。
でも、その、文字の作業をすぱっと抜いて、音だけで捉えると
そのものズバリの音を出せる。 つまりそれが
一番その言語に近い音になるのでしょう。
赤ちゃんの言語の習得も全く文字を介さず、音そのものをつかんで話せるようになる。
そんなヒッポでの、ことばの自然習得の話を
それを聞きながら、思いだしました。
文字がないと、再現するのに、音だけの記憶では、空間でなくなってしまうので、
文字は文字の役割もあると思いますが、
文字があることの弊害もあるんだなと、この話を聞いて、考えていました。
人と出会うことで、また自分自身の世界が広がる、そんなヒッポの場が興味深いです。