いよいよ目的地の広島市に到着する日です。
ですが、出発するその前に呉で大和が作られたという場所、そして本物の潜水艦をみるために、おおさかピースサイクルの方に連れて行ってもらいました。以前は、自転車ででかけていたようなのですが、話に聞くときつい坂なので(時間短縮?)自動車で行きましょうということに。確かに…行きはよいよい帰りはこわい~♪坂でした。自動車で行って正解です!
呉には海上自衛隊の基地があるのですが、イメージとして刑務所っぽく、高い壁があるかと思ったのですが、そうでもなくわたしが思ったより開放的な気がしました。でも、実際はわかりませんが。
高台から大和が作られたという場所(左手の方)をみました。本当に大きな建物・工場です。
父は、戦争になる前、船乗りにあこがれて、商船学校に入りたいと家族にお願いしたことがあったというのですが、家が貧しかったため入学するための資金もなく、泣く泣く学校に入るのをあきらめ、甲板員として戦争になる前まで船に乗っていました。(そのため、この豊田では珍しく船員保険をもらっていました)そのときの話をもっと聞いておけばよかったといまでは後悔することが多いですが、その戦争になる前までは日本以外の国に行ったり、お相撲さんが船に乗っていたとか、船が沈没して辛かったとか…いろいろな話を母にしていたようです。でも、戦争になり船が兵隊を乗せるための輸送船と変わり、状況も一変。父は船乗りになる夢もあきらめ、家に戻り今度は兵隊として戦地に赴くことになったそうです。
船をみながら、もし戦争がなかったら…当時のひとの夢をかえすことができないのが残念です。