一度は行ってみたい…というより、通ってみたいと思っていた戸越峠。
場所は瀬戸から豊田に抜ける道になるのですが、実は車でも通ったことがなくていったいどうなんだろう?とずっと気にになっていた道でした。
事前に我が家から行くならどの道?と地図とにらめっこ。
今回も母を送り出してからだったので10時過ぎ。天候もまずまず、気温も自転車で走るにはちょうどよいくらい。
瀬戸市街までいくよりその前の道から行ってみようということで聖霊高校の裏道を選択しました。
よかったような悪かったような…わたしにとっては恐怖の上り坂でした。体力脚力があって走り慣れているようなひとにとってはなんてことのない道かもしれませんが、対向車両との道幅もギリギリで、ほとんど路肩なしのクネッとした上り坂は車が来るたびに冷や冷や平日のお昼近くだからか交通量がほとんどなかったというのはラッキーだったのではと思います。
この坂を過ぎれば、あとは意外に快適。
瀬戸東バイパス横
東海環状自動車道の瀬戸赤津ICを過ぎて、戸越峠となる県道33号線に入りました。峠近くまでは川に沿って道があるのですが、窯元などがあったり、サクラが咲いていたり、とキョロキョロしていましたが、しばらく上っていくと小長曽陶器窯跡の看板がありせっかくなので寄り道をしてしまいました。
正直ひとりで歩くのもちょっと勇気がいるような道。
誰もいないとドキドキ
こんな先に窯跡があるんだろうか?と思いながら自転車を押しながら歩いていくと
国指定の小長曽陶器窯跡
山の斜面を利用して窯跡が
昔のひとがこの奥深い場所で陶器づくりをしていたんだなぁと思うのと同時に、なんだか不気味にも思えてしまいましたなぜなら、この窯跡に設置されていたベンチに無線か携帯?らしきものが放置されており、わたしの頭の中で恐怖の妄想がめぐり(サスペンス劇場ですね)、早く退散せねばっ!という気にいっきになりました。
それにしても、この窯跡付近一帯は東京大学管轄の演習林?となっているんですね。いやぁすごいです。さすが国立大学。いったいどんなことしているんでしょう?
ちょっと調べてみたら、水と森と人をテーマに教育研究しているみたいですね。
“生態水文学研究所”のHPをみていたら、赤津にはニホンジカも生息しているとの。もしかしたら、だれか遭遇していたりして。
それはさておき、その窯跡から県道33号線に戻り再び上り坂をゆっくりと自転車で漕ぎ始めましたが、さすがにペダルを踏む足取りも重くなってきた…と思い始めたときに豊田市の看板がみえてきました。
交通量が頻繁だと怖い
峠の頂上
豊田市の看板が見えてきました。あとは藤岡飯野町まで一気に下りです。
どこか眺望のよいところはないかと思いましたが、それは全くありませんでした。
その代わりといってはなんですが、下り途中にこんな↓休憩所というか東屋が建てられていました。
地域のひとがやっていることなのでしょうけど、花が植えられ(咲き終わってましたが)、小川もあったりしてよかったのですが
残念なことにゴミが捨てられていました
こういうのって本当に不自然です。これはほんの一部ですが、あちこちにそのままポイ捨てしているようで、困ったものです。
こんな感じで戸越峠(瀬戸→藤岡)は、自分が想像していたより無理なく超えることができましたが、かえって藤岡から瀬戸に向かう方が大変なのではないのだろうか?と下りながら思ってしまいました。