数年前から新聞だったかテレビだったか忘れてしまいましたが、とにかく明治時代に造られたという愛岐トンネル群のことが紹介されていて気になっていたんですが、訪れる機会もなく今まで過ぎていました。
ですが、今回トリエンナーレ関連事業ということで「荒野ノヒカリ」アートプロジェクトが10月27日までの土日祝日限定で愛岐トンネル群で開催されるとあって思い切って娘とともに出かけて行きました。
母をディケアに送り出してから八草駅までまずは自転車で。そのあとは、愛知環状鉄道で高蔵寺、そしてJRに乗り換えて定光寺へ。
自転車でも行けない場所ではないけれども、トンネル群で過ごす時間を考えたら電車を利用した方が速く着くし、ゆっくりできるだろうということでそうしたんですが、やっぱり正解でした。
約2時間30分たっぷりとトンネル群(往復3.4km)で過ごしてしまいましたから…
トンネル群入口がある定光寺駅は有人駅ではないのですが、簡易型のTOICA改札機があります。でも、わたしはTOICAは持っていないので普通に券を使用済みBOXに入れるだけ。帰りは帰りで、愛知環状鉄道のように乗車証明発行機があるわけではないので自己申告。ちょっとかえってドキドキします、こういうのって。
駅からトンネル群の入口までは100mちょっと。
えっ、この急な階段のを上るの?とビックリ。
階段を上った先はわたしにとってはワクワクするような空間になっていて、はやる気持ちを抑えながら受付を済ませました。ちなみにトリエンナーレのチケットを見せたので100円引きとなり400円でした
トンネル群を歩いているとその場所自体がアートな感じ。
石がごろごろしていたりして、決して歩きやすい場所ではないけれども、だからこそ廃線だったという雰囲気を足の裏から感じることができるし、トンネルの暗さがあるせいで出口の光がまぶしく新鮮に感じてしまいました。
これは作品みたいですね
“浮寝の旅”だそうです。
影が面白い形になっていました。
トンネル群を歩いていると、こんな鉄道関係のものが展示してありました。
「トンネルと軌道敷にあった残存物」
ところどころで展示・解説されているので、思ったより興味深く歩くことができました。
煉瓦の積み方(画像はイギリス積)
トンネルに使われた煉瓦は何箇所かで造られ煉瓦に刻印がされているのですが、こちら↓は監獄署で造られたものだそうです。
監獄署で造られていたということで気になってしまいました。
そういえば、途中で汽車土瓶復活!ということで販売されていました。
数種類ほどありましたが、娘に選んでもらったこちらの土瓶を購入。500円也。
電子レンジはOKとのこと。やっぱりお茶でも入れて飲みたいですが、熱燗でもいいか