のほほん自転車日記

早く走るより、回りの景色をみながらのんびりゆっくり。
自分の人生も介護ものほほんと…

新美南吉記念館と彼岸花

2014-09-18 18:47:11 | おでかけ(豊田市外)

行こうかどうしようか…迷いに迷って、来年がまたあるからとは限らないからということで思い切って行ってきました。

タイトルにもあるように、新美南吉記念館と彼岸花をみるためにです。

 

ごんの秋祭り期間中(9月19日~10月5日)だと記念館の駐車場は使えないとのことで、障がい者の車両は除くというもののたくさんのひとが来場するようなので本当に駐車場があるかどうかわからないですし、第一そこにまで渋滞で辿り着けるか状況をわかっていないわたしとしてはなるべく避けたいリスクだったので思い切って秋祭りが開催される前、きょう思い切って行ってきました。

本当は午前中から出かけたいところでしたが、訪問看護師さんがみえる大事な日。ちゃんと母をみてもらいお昼ちょっと前に家を出発しました。

いつもならお昼はスポーツドリンク400ccをベッドの上でゆっくり点滴のように胃に入れていくのですが、きょうはそれをしていたらどんどん出発時間が遅くなってしまうため、車の座席シートを倒して水分補給を1時間かけてしながら現地に向かいました。

ちょうど我が家からは1時間ちょっと。

以前というか若いころ、よく碧南の方までバンドの練習で出掛けていたこともあり、懐かしい道のりになるのではと思われましたが、さすがに30年近く経っていると雰囲気も様変わりして驚きの連続でした。ですが、そうそうここ通ったことがある…と思い出す場所もありました。

通る町並みはやはりわたしが住んでいる豊田とは様子が違うため新鮮な気持ちで車を運転していましたが、その土地土地の文化歴史があるようで、いつか機会があれば電車か自転車で訪れてゆっくり見て回ってみたいという気になりました。

 

さて、初めて訪れる新美南吉記念館。アスファルト上の身障用の駐車場はすでになかったため、もう1箇所の駐車場をみたらこんな感じで↓

結局そこには停めずにちょうどアスファルトの方の駐車スペース(端)があいたのでそこに停めることにしました。

車イスの乗降を考えると、どうしても端に停めた方が都合がいいのです。

ごんの秋祭り前とはいえ、彼岸花の開花状況が今年は早いためか、多くのひとが午後ではありましたが訪れていました。

記念館では新美南吉の生い立ちや、童話のジオラマなどがあったりとなかなか読み応えがありました。っが、ゆっくり見ている時間もないので足早にです。

そして、記念館から信号を渡ってすぐに矢勝川が流れており、満開とはいえないものの真っ赤に開花した彼岸花が堤防沿いにずぅ~っと遠くまで植えてあり赤い道ができていたことに驚きました。

確かにこれだけの彼岸花が咲いていれば、みんな見に来るでしょうね。

そうなると、やはりきょう来て大正解だったのかもしれません。車イスでは堤防の道(土)を押し歩きするにはちょっと辛いし(反対側はアスファルトだったような?)、ひとが多ければ気を使ってゆっくりみることも難しいかもしれません。

母と娘は祭りのために立てられたと思われる簡易テントの下で彼岸花を見ていましたが、とにかくこの雰囲気を味わうことができて本当によかったと思います。

写真も撮ることができたし、また思い出すためにもアルバムに貼っておきます。

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想いは天下泰平の世~天下峯~

2014-09-18 01:00:00 | 豊田市を自転車で散策

甌穴をみたあとは、いよいよ今回のメインでもある天下峯へと向かいます。

“天下峯”、それは徳川家康の始祖である松平親氏がその場に立ち、天下泰平を祈願したと伝えられている岩山です。別名弘法山と言われ88体の石仏が安置されています。

 

歩きで天下峯を目指すひとは、王滝渓谷の駐車場に車を置いて渓谷の散策をしながらのようですが、さすがに渓谷内を自転車では行けないので、その横を通る細い車道を行くことにしました。

甌穴に行き、それなりに体力を使っていたのですが、さらにここからはほぼ上りが続いていきます。貧脚のわたしにとって予想はできたことなので自転車の押し歩きは覚悟していましたが、この日は若干の湿っぽさと暑さ、それに山道ということもあり、ブヨというのか、メマトイというのか、蚊というのか、とにかくわたしの耳元でぶんぶんうるさく付きまとってきたのでそれにうんざりとりあえず虫除けはつけていたのですが、ただ家にあると思ったハッカ油がなくて結局使用できずどうかなぁと心配してはいたんです。案の定歩みを止めるとかなりの勢いで寄ってきていました。

虫を払い避けながらの自転車の押し歩き…ある意味苦行です

車がすれ違うことも難しいと思われるような道なんですが、それなりに車も通っていてわたしを追い抜かしていきます。こんな道を自転車を押して…なんて変な風に思われやしないかと内心ちょっとドキドキ。

ドキドキも花子とアンで使われていたパルピテーションのような嬉しいときめきよりは不安なドキドキ(動悸)ですね。

と思っていたら、少し開けた場所になり、なんとそこにこんな看板がありました。

数年前に墜落地があるという話は聞いていたのですがここだったとは…。この墜落現場については当時の証言などを記録した新聞の記事などもありました。戦争は絶対してはなりません!!!

ここから少しすると、王滝渓谷の古美山園地駐車場にでました。思ったより車が停まっていますね。

天下峯へ行くルートのひとつの看板がありましたが、自転車では無理な道なのでそのまままっすぐ。上りが続いていた道も平坦になり、快適なサイクリングになってきましたよ~。

ひとつの集落に入り、馬頭観音像↓があるところで左折して山際に沿って上っていきます。

快適なサイクリング気分もあっという間に終わってまた上り…あ~と思いながらも押し歩きです。

祝日なので誰かほかにもいるかなと思いきや、本当に誰とも遭遇いたしません。

ですが、やっとやっと見えてきた天下峯まで、0.1kmの文字。あと100m!!あと100mですよぉ

 

この最後と思われる道を押し歩きしたあと、みえてきた天下峯の看板。

来ましたぁ!

看板の内容ですが

天下峯(てんがみね)は、全山巨岩が露出し、標高360メートルの山頂からは西三河・濃尾平野・伊勢湾・伊吹山などが一望できます。

徳川家康の祖先松平親氏が、この山頂で天下泰平を祈願したとの伝承があります。別名弘法山とも称し、西側の山腹に88体の石仏が安置されています。

最近では、岩を素手で登るフリークライミングの練習場としても親しまれています。     豊田市

 

この看板の先にはちょっとした駐車スペースがありました。フリークライミングするひとが結構利用していそうです。

赤枠のお知らせ看板があちこちに

道の先は行き止まりで、弘法堂が建っています。それと、こんな看板↓があちこちに立ってました。

※10月8日(木)9:30~11:30まで山岳救助訓練等あろうということで、その日は飛散物注意とクライミングを控えてくださいというお知らせ看板です。

さて、駐車場に自転車を置いて、いよいよ天下峯看板横の道、階段を歩いて登っていきます。

本当は対象物をいれた方が大きさがわかるかと思うのですが、それだけの気力もなし…。

それに、写真を撮る余裕も全くなく、息はゼイゼイ一歩ずつ、でも休み過ぎるともう動けなくなりそうで、数秒で足を持ち上げながらなんとか天下峯に辿りつくことができましたヤッタァ!

慣れた方にとってはそう大したことがない山なのでしょうけど、わたしにとってはかなり足に来てまして、最後の階段を見たときは殺人的だとさえ感じてしまいました

ちなみに雰囲気が分かりづらいと思うので帰り際撮った階段の様子でも

やっと来た天下峯。室町時代を生きた松平親氏が天下泰平を祈願し、家康にそれが受け継がれおよそ260年余り続いた江戸時代を築いたというのはすごいことです。

澄み渡るような青空と空気だったら、もう少し遠くまではっきりみえたんでしょうけど、わたしはもうこれで満足です、はい

クリックで拡大

疲れをいやす如く、友人が台湾のお土産で買ってきてくれた水筒にいれたお茶で一服です。

この水筒がかなり面白い!

この茶こし付携帯ペットボトルは耐熱性もあるため(137℃までOK)、ティーバッグを入れて熱いお湯を注いでもOK!わたしのお気に入りとなりました。わたしにあったお土産を買ってきてくれた友に感謝、感謝ですアリガトー

 

さぁ、天下泰平の世の中(世界)となるようにわたしも祈願して、次なる場所へ行きますか。よっこいしょっ

自転車が置いてある場所まで行きとは違う道を行こうと思い(グルッと一周して戻れるようになっています)、多くの弘法さん(石仏)に失礼しますとブツブツ言いながら狭い山道を降りていくと、途中蛇がでそうな巨岩の狭い間を通らねばならなくなり、ビビったわたしは途中で引き返し、余計な負担を足にかけつつ無事弘法堂があるところまで降りてきました。次にもし来るなら、この時期はひとりではちょっと恐ろしい…。あとは蛇のいない冬ならいいか。

上りがあるから下りがある…快適に自転車を走らせて、といっても下りこそ気をつけないといけないのですが、サブメインである次なる場所へ移動です

~つづく~

コメント (4)
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