東海豪雨2000年9月11日
あの日は、ちょうどインドの方のホームスティ受入れが翌日かその次くらいからだったか予定に入っていました。
我が家の前の川の増水がすごくて、安全な場所に一時避難しましたが、浸水することもなく我が家は無事でした。受け入れも予定通りしたのですが、市内には大変な地域があり社協からボランティア募集があったため、インドのひとと一緒にボランティア活動に入り清掃などを手伝いました。インドのひとにとっては、かなりインパクトの強い出来事だったと思います。
ところで、ボランティアを受け入れる側(被災者)のことに関してですが、ひとを入れるということに慣れていないため、自分たちでやるからいいと断る方もみえたようですが、話し上手に人付き合いが上手な社協職員さんや、ボランティアが入っている家の様子をみて、じゃっうちも…となったということを聞きました。今でこそボランティアさんの手を借りることに関しても抵抗はなくなってきているかとは思いますが、たぶん地域やひとによっては今でもあるのではないでしょうか。
被災した地域が広範囲だったため、他市にもできる範囲で出かけていきました。
雨による災害時のお手伝いは、砂というか土がついたものは隙間に入り込んでしまい手強かったですし、水を含んだ畳の重さに驚いたり、臭いなどが気になったりして、大変さを実感しました。被災された家主の方は比較的明るくふるまってみえましたが、それが逆に心労はいかばかりかと…。
あれから15年。
日本という国は地震の多さはもとより、火山噴火もあれば、雨や風による災害も増えてきています。
子どもたちと、ひとが自然に勝つようなことはできないのだから、自然の動きを読めるような危険を察知する感覚が必要だねというような話をしていました。
決して簡単なことではありませんが、ハード面に頼るばかりで終わってしまわないようにしたいものです。