アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

夢の話 今の話

2024年11月09日 | 人間

朝方、夫の夢を見ました。

夫と...多分娘かな??

3人で松ぼっくりの落ちている林の中を歩いていました。

何か冗談を言いながらかしら?

楽しそうに笑いながら歩いていました。

そのうちに、一本の松の木の根元に来ると、夫がいきなり倒れました。

後ろに倒れてきました。

私はそれを両手で受け止めて支えました。

それまで元気そうに笑って歩いていた夫は、急にやせ細っていて、それでも抱き留めた身体は以上に重く、私はよろけてしゃがみこんでしまいました。

そこで目が覚めました。

両手で受け止めた夫の身体の重みが、まだ手のひらに残っているようでした。

一年前の今日、夫は緩和ケア病棟に最後の入院をしました。

苦しく、辛かった自宅での闘病生活を良く乗り切ってくれました。

ガンの進行が恐ろしく速く、かなり早い段階で頭蓋骨底部に転移を認めてからは、積極的な治療はせずに、ひたすら痛みを和らげるだけに徹した闘病生活でした。

「奥さんなら大丈夫。きちんと世話ができるよ。」と、主治医の先生や看護師さんたちに言われ、一生懸命に点滴の交換を覚え、薬剤師さんたちとあれこれ考えて何とか夫が飲みこめるように薬を細かく砕いたすりつぶしたりしました。

周りの人たちに助けられ、少しでも二人の時間を過ごせるようにと務めてきました。

そんな努力も限界を迎えたのが、日本の日付で11月9日の事でした。

夫は自ら点滴の針を抜き、空の星を求めてベランダに出たがりました。

「ああ、これはもう、私の力だけでは夫をケアしてあげることはできないのだ

 な。」と思い、すぐに病院に連絡をし、翌朝入院することができるかどうかを尋ねました。

夜間のことで入院云々は次の日にならないとわからないということでしたが、朝病院に連れていけば、すぐに対処しますと言ってもらえました。

そのことを夫に伝えると、夫はようやく安堵したように目をつむり、眠りについてくれました。

とても安心した顔で眠りについてくれました。

あれからもう一年が過ぎてしまった、まだ一年しかたっていない、どちらなのでしょう?

私自身もよくわかりません。

時間というのは不思議なもので、面的な記憶は上手にきれいに風化させてくれますが、心の澱にたまった記憶は、時間とともにますます重く厚く堆積していきます。

何かの折に心が揺り動かすようなことがあると、一気に記憶が心の中いっぱいにあふれてきます。

そんな時は悲しくもあり、また嬉しくもあり。

もうすぐ日本に行きます。

夫も一緒に行きたがっているのかな?

一緒に懐かしい場所を回って来たいと思っています。

 

 

 

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お知らせ 感謝

2024年11月03日 | 人間

先日10月14日の記事で、デルタ航空へのクレームを書きました。

シカゴマラソンに出場し、大会後シカゴからニューヨークへ移動した際、ラガーディア空港で大きく破損したスーツケースが出てきました。

 車輪部分が本体ともども引きちぎられています。

娘はすぐにその場にいたデルタ航空の係員にクレームをれましたが、係り員は

「元からその状態だった。」とか「スーツケースがボロボロだったからそうなったんだ。」と全く取り合おうとしなかったそうです。

娘は泣きながら電話をかけてきましたが、ブラジルにいる私たちにもどうすることはできません。

とりあえず話を聞き、デルタ航空のホームページを通じて正式にクレームを入れるよう話をしました。

また、このことをSNSで発信すると、友人が関係者を紹介してくれました。

いろいろ話を聞いてもらい、それだけでも心が休まりました。

そして本日、デルタ航空より娘宛に正式に謝罪のメールが届きました。

また、保証についての話も書いてあったそうです。

クレームの返信など、来たとしても遅くなるだろう、もしかしたら来ないかもね、と思っていた私も娘も素早い対応にびっくりです。

まだ娘が小さかった時に日本で同じようなことがあった時、成田空港のデルタ航空のスタッフはすぐに新しいスーツケースを準備してくれました。

あれは日本ならではだったのかな~、なんて思っていましたがそうではなかったようです。

久しぶりに「航空会社すごいじゃん!!」と感動してしまったペケ母娘でした。

 

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来年のカレンダー

2024年10月22日 | 人間

10月も終わりに近づき、文房具店の店先に来年のカレンダーや予定表が並び始める時期となりました。

昨年のこの時期、私は日本でこの風景を見ていました。

夫がまだ車いすで外出できるぐらいの状態でした。

もう遠くに散歩に行くことは難しく、アパート近く、宇都宮の駅ビルのショッピングセンターに、良く散歩に行っていました。

本屋さんをブラブラ見ていると、一角に来年のカレンダーがたくさん並んでいました。

夫に「ほら、来年のカレンダーだ。お父さん、どんなのが良い?」と声をかけました。

夫は車いすに乗ったまま、一緒に一通り見ましたが、首を振りました。

「わんこにゃんこのがあったらいいね、またうちのワンコ達の写真で作ろうか?」と言うと、にっこりしたようでした。

来年はどんな年になるかな?

良い年になるといいね。

そんな話をしました。

その次にこの本屋さんに行った時の事です。

私が何か買い物をして、レジに向かいました。

夫には「お父さん、レジして来ちゃうから、ちょっと待っていてね。」と言って、夫の乗った車いすを人通りのあまりない本の棚の間に停めました。

レジを済ませ、車いすに戻ってみると...

夫がいない!!

真っ青になりました。

もうこの時期の夫は、自分の足で歩くことはほとんどできなくなっていました。

様態が急変して、どこかに運ばれたのだろうか?

苦しくて、本の間で倒れているのだろうか?

真っ青になってあたりを探しました。

すると...

夫は来年のカレンダーの吊るしてあるラックにしがみつくようにして、一生懸命にカレンダーを見ていました。

その姿を見て、私は自分がとてもひどいことをしてしまったのだろうかと思いました。

夫にはきっと来ない来年。

私が「来年は...来年は...」と話すのを、一体どんな気持ちで聞いていたのだろう。

夫は私を見つけると、ホッとしたような表情になりました。

急いで車イスを持ってきて、ゆっくりと座らせました。

これが夫が自分一人で立ち上がって歩いた、最期の時間でした。

数年前までは、来年のカレンダーや予定表を見ると、ワクワクしたものでした。

夫もこの時期になると、自分で使いきれないほどの予定表やカレンダーを持って帰ってきていました。

楽しそうに予定表を埋めて行った夫の顔が、車いすに座る夫の後ろ姿に重なって見えました。 

自分には来ないであろう「来年」を、夫はどんな気持ちで見つめていたのか。

お父さん、車いすでもいいから、お正月には一緒に初詣に行きたいね。

春になったら、また、桜も見に行こうね。

来るはずのない「来年」が、私の頭の中にもたくさん浮かんできました

 

「来年」がたのしみだと思えるのは、それだけでとても幸せな事、大切にしなくてはならない時間だと思います。

 

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突然ですが DELTA航空クレーム

2024年10月14日 | 人間

本当なら今日は娘のシカゴマラソン本番の様子を書く予定でしたが...

急遽 DELTA航空へのクレームを。

娘、今日の午前中の飛行機でシカゴからニューヨークへ向かいました。

ニューヨーク ラガーディア空港に到着し、出てきた預け入れ荷物を見てびっくり。

キャスターごとスーツケース本体が引きちぎられています。

どう扱ったらこんな風になるんでしょう?

娘は当然DELTA航空カウンターにすぐに向かい、クレームを入れました。

しかし、対応した係員は

「そのスーツケースは積み込む前から壊れていましたよ。」と言ったそうです。

お前見てないだろう!!

空港に行く直前に撮った動画があったので、それを見せると

「そのスーツケースはもともとボロボロだったので、そうなったんだ。」

ですって。

あまりにひどい対応に、いままでいろいろなトラブルに遭遇して、乗り越えてきた娘も思わず涙。

昔、同じDELTA航空で日本に行った時にもスーツケースが破損するトラブルがありました。

その時には日本スタッフはすぐに対応してくれ、新品のスーツケースに交換してくれました。

また別の時、デンマークからの帰り道、パリのシャルルドゴール空港に着くと、しっかりロストバゲッジしていました。

エアフランスのスタッフ(フランス人)は、娘の帰国日までに空港に届くように手配すると約束してくれ、娘は安心してフランス巡りをしてきました。

もちろんエアフランスの場合、たまたま応対してくれたスタッフが丁寧なかたふぁったのかもしれませんし、今回のDELTA航空の場合、応対したスタッフが酷かったのかもしれません。

それでも、空港で応対してくれる地上スタッフも、旅行者にとってはその航空会社の顔そのものですからね。

母とパートナー君で、とにかく新しいスーツケースを買って、あらためてDELTA航空のサイトにクレームを入れるよう話をしました。

あまりにも酷い係員の対応に、解決しない場合には弁護士に相談することも視野に入れるということも話をしました。

娘にはあと2日ほどのニューヨーク滞在、安全に楽しんできてほしいです。

 

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浮上アイテム

2024年09月20日 | 人間

ペケママ、アリに助けられる。 

中央、見にくいかもしれませんが、ハキリアリがイッペーの花背負ってセッセ セッセ運んでいます。

アリの巣の入り口は小さい。

この大きな花をどうやって入れるの??

そう思いながら見ていると、入り口で仲間たちが助け合って、無事に大きな花を巣に運び込むことができました。

よかった。

今日はペケママはお出かけはお休み。

朝から可愛いお友達とお約束。

ニワトリ公園に出かけたら、初めて孔雀さんが羽を広げているのに出会いました。

 クジャクさんのお尻ってなかなか見られない

いや、あんまり見たくないか?!

 そうそう、こっち側!!

この美しい青色  大サービス

近くに雄鶏がいて、そのこと喧嘩して羽を広げたらしいです。

それから馬さん。 美人な白馬さん

 この美しい横顔

可愛いお友達は以前乗馬をしていたそうで「いいな~、乗りたいな~」って言っていたので馬の世話をしていた人に聞いてみたのですが...

 この乗馬教室は、支援が必要な子供のための

教室だそうです。

こんな具合に動物さんたちを見て、お友達と娘と美味しいお肉をたくさん頂いて、たくさんおしゃべりをして、おかげでフワフワって浮上することができました。

人生は浮かんだり沈んだり...ですね。

浮かび上がらせてくれるアイテムがたくさんあってよかった!!

 

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深く沈む

2024年09月18日 | 人間
今日はペケママ 深く深く潜航中。
深い海の中を、深い意識の中を、暗い夜の中を、深い森の中を、潜航中。
明日にはまた浮かび上がることができますように。
今日は眠ります。
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2024年08月20日 | 人間

明け方、夢を見ました。

夫と娘と3人で海に遊びに来ていました。

3人で遊んで、さあ帰りましょう、と夫が運転する車に乗ったはずなのに、いつの間にか運転しているのは私に代わっていました。

助手席には娘。

ルームミラーで後ろを見ると、車の後ろにはなぜか夫と伝助が並んで立っています。

夫はニコニコしながら手を振っていました。

伝助は夫の隣に座って、ニコニコ顔でパタパタと機嫌よくしっぽを振っています。

それを見ていたら、無性に涙が出てきて、目が覚めました。

夫はもう旅立っていますから、これ以上旅立ちようがない。

さては、夫、伝助君を迎えに来たのかしら??

朝一番でお山の髪切りや師匠にメッセージを入れると、

「え?伝助??元気ですよ。昨日もコロナと一緒に近所の人に吠えかかって、大変だったんですから!!」ですって。

よかった、ほっとしました。

でも、夫と伝助が並んで手を振ってくれている、そのシーンはとても強烈で、今日は一日中ふと思い出すたびに涙があふれてきました。

夫と同じ時期に、やはり急性の癌でご主人様を無くされた方のSNSには、

「昨年の8月は、主人の病状も急激に悪化していった時期で、とても辛い時期でした。」と書いてありました。

夫も全く同じでした。

飲み込めなくなり、歩くことが難しくなり...

そんな8月の辛い記憶を、少しでも軽くしようと出てきてくれたのか?

でも、夢でも嬉しかった。

夫が元気な顔でバイバイって手を振ってくれるなんて、記憶にもなかったから。

 ついでにキミもな!! 長生きしろよ!

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テクテク テクテク

2024年08月19日 | 人間

ペケママの敬愛する昭和の偉人「きんさん ぎんさん」はおっしゃった。

「人間は足から死んでいく。」

理由があって歩けない、足が使えない人は別よ。

でも、自分で歩ける限りは足を使わなくては衰えていくばかり...だと。

ペケママも同意でございます。

なので、歩く!!

風邪の具合はまだまだ。

無理をしない程度のテクテク。

朝一番でフェイラに出動。

3週間ほど来なかった間に、フェイラの立つ通りが変わっていたわ。

出ているお店は変わっていなかったから良かったけど。

アパートに戻ってしばらくしてから、今度はパン屋さん巡り。

あっちからこっちへ、結構なお散歩になりました。

今日はお天気も良くて気温も上がって、お散歩と言うには汗ばむぐらい。

今まで何度か訪れたけれど一度も買ったことのなかったパン屋さんでは、フワフワのブリオッシュを購入。

家に戻ってパクッと一つ食べてしまいました。

そんなこんなしていると、33㎞ランに出かけていた娘が帰宅。

山ほどの買い物、大きな花束を抱えていました。

走りに行ったイビラプエラ公園の近くで大きなフェイラが出ていたんですって。

 おかげで夫の周囲がまた華やかになりました。

夕方になり、急に寒気がしてきました。

これはまた、熱が上がって来たのかしら...

体温計を引っ張り出して計ってみると、みるみるうちに数字は上がり38度超え。

え?今そのぐらいということは、アマゾンではもっと高かったのかしら??

娘に「38度超えだよ~」と言うと、「何?外気温??」ですって。

その後、夜には37度台まで熱は下がりました。

本調子と言うまでには、まだもう少しでしょうか。

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初盆

2024年08月15日 | 人間

今年は夫の初盆です。

サンパウロにいたら何か準備したかったところですが、残念ながら旅行先では何にもできません。

しかも、明日サンパウロに帰ってしまうしね。

ということで、せめて花でも飾ろうとお山のおうちからお花を少しもらってきました。

赤白ブーゲンビリアと、何ていうんだろうこの白い花

花に見えるけどね、葉っぱなんだよ 

 少し華やかになったね。

 

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いらっしゃい!!

2024年07月31日 | 人間

昔馴染みの、かわいいお友達がサンパウロにいらっしゃいました。

 長旅ご苦労様でした!!

今日の到着予定を、とても楽しみにしていたペケママ。

朝9時過ぎに到着予定ということで、のんびり構えていたのですが、朝のお掃除が終わり飛行機の到着予定をチェックしてみると...

あら、到着時刻が早くなっているわ。

先日乗ってみたガリューリョス空港への快速電車で行こうと思っていました。

この電車は1時間に1本しか出ていません。

到着時刻が少し早くなったので、予定していた電車で行くと、間に合うけど時刻を気にしながら行かなくてはならないのよ。

それはペケママの好みに合わない。

のんびりゆっくり行きたいのよね。

というわけで、一本前の電車で行くことに決定!!

まだ夜の明けきれぬにニワトリ公園を抜けて、メトロの駅に向かいます。

朝早い時間って鳥たちの鳴き声も賑やかだけど、走っている人、エアロビのグループ、人間の方もなかなか賑やかよ。

駅に着いて、案内に従って空港行きの電車に乗り込みます。

 車内は結構混んでいる。

これからお務めなのかな?朝ごはんのお弁当を食べている人もたくさん。

約40分で空港駅到着。それから空港へのシャトルバスに乗り換えます。

ペケママが手すりにつかまって立っていたら、向かい側に立っていたお兄ちゃんが途中で、「セニョーラ、この先揺れるから、こちら側に来て高い位置のここにつかまって。」と場所を変わってくれました。

優しいお兄ちゃんだったな。

空港はちょうど飛行機の着陸数が多い時間帯みたい。

  出迎えの人でいっぱい。

電光表示板を見たら、なによ~、到着時間元の通りじゃない??

なんて思いながら待っていたら、あっという間に時間が経って、お友達の到着時刻。

しばらく待っていると、大きなスーツケース2つ、岩石のようなリュックサックをカートに乗せたお友達が到着。

彼女はこれから半年間、大学でお勉強をするために来ました。

日本からの長旅の後ということで、まずは腹ごしらえ。

モリモリ食べる彼女を見て、ペケ娘が昔デンマークに留学した時に「お腹が空いてマクドナルドに入ったけれど、高くてハンバーガーしか食べられなかった。」と言っていたのを思い出して、思わず「よしよし、いっぱい食べるのよ!!」とほろりとしまった私。

今日宿泊するホテルのチェックインの時間まで少しあるので、空港でのんびりしていたのですが、お天気もかなり怪しくなってきたので移動することにしました。

タクシー乗り場で早速ポルトガル語実習!!

「タクシーを頼んでください。」

その後もホテルで宿泊実習、一人でお散歩実習。

ペケママさん、大学の授業よりも厳しいですか??

「え??ペケママさんの厳しいのには慣れてますから!!」だそうです。

そんなペケママのしごきを耐えて、無事に素敵なホテルにチェックイン。

 大学の近く、閑静な学生街です。

早速明日から大学のプログラムが始まるそうです。

たくさんいろいろな事を経験して、頭だけでなく心も豊かにしていってください。

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