今年1月に起こった ベロオリゾンチ都市圏のBrumadinhoという町にある、「Vale」という鉱山会社の所有する「Córrego do Feijão鉱山」の砂防ダム決壊事故。
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事故から9か月が過ぎた現在で、248人が亡くなり、行方が分からなくなっている方が22人となっています。
鉱山から流れ出た汚泥は、あっという間に周囲の家々を飲み込み、泥で森や牧場を覆い尽くしました。
多くの人たちが被害を受けたように、多くの動物たちー野生動物も人に飼われていた犬や猫なども、そして牧場の馬や牛たちーも 泥に埋まり、死んでいきました。
そんな中でも、幸いにも人に助けられ、けがの手当てを受け生き延びることができた動物たちもいます。
そうした動物たちは、近くに設けられた施設(Fazenda Abrigo da Fauna)に保護され、ケアを受け、飼い主が迎えに来てくれるのを待っていました。
無事に飼い主が迎えに来てくれた動物たちもいますが、中には飼い主が死んでしまったり、家が流されたりして 動物を飼うことができまくなってしまった飼い主さんもいます。
現在保護施設では500匹を超える犬や猫、牛や馬など、また怪我をして野生に戻れなくなってしまった動物を保護しています。
このたび、施設ではそうした犬や猫たちを引き取ってくれる「里親さん」を探す「譲渡会」を開催しました。
参加したのは70匹の犬たち、25匹の猫たち。
みんな、予防接種を受け、避妊去勢手術を施されているそうです。
1回目の「譲渡会」はこの土曜日に終わってしまいましたが、里親は常時募集しているということです。
厳しい事故を生き抜いてきた動物たちが、再び暖かい家庭を持つことができることを祈っています。