マナウスで暮らしていた家は、高台にありました。
リオからマナウスに引っ越す時に、先発していた夫が「とにかく大雨が降っても水害が出ないところ」という理由から選んだ場所です。
私たちが引っ越した20年前は、周囲に何にもないとにかく不便、一番近くのスーパーまで2㎞というところでした。
それがいつのまにか近くに幹線道路が通り、以前は森の中のデコボコ道を通り、木製の橋をどきどきしながら渡った職場への道は、両側にコンドミニオや商店が立ち並ぶアスファルトの道路になりました。
幹線道路ができ、家の前からまっすぐに伸びる道路が通り、毎朝この朝日を眺めながら出勤していました。
とても美しい朝日です
燃えるような朝焼けは、森の上や家々の屋根を真っ赤に染めていました。
美しい朝日が見られる朝は、何台もの車が坂の上に停まっては、写真を撮っていました。
先日、娘が最後の朝日の写真を送ってくれました。
まだ夜の明けきらない空を染めて...
上って来る太陽
私がマナウスで一番好きな時間でした。
今日も一日が穏やかな日でありますように。
私の大切な動物たちが穏やかに暮らすことが出来ますように。
大切な人たちが穏やかに暮らせますように。
朝日を見ると、自然と手を合わせ祈るのでした。
今 日本で沈んでいこうとしているお日様は、今日もマナウスの地平線を浅く染めているのでしょう。
マナウスの空に上っていくお日様に、遠い空から手を合わせ 祈らずにはいられません。
今日も一日が穏やかな日でありますように。
私の大切な動物たちが穏やかに暮らすことが出来ますように。
大切な人たちが穏やかに暮らせますように。