10月最後の日である今日、世間ではハローウインとかで黒猫ちゃんや魔女さんたちが世間を闊歩しているようです。
あたちのことでちか?
あらまあ かわいいハローウインね。
今日はここブラジルでは「Dia do Saci-Pererê」サシ・ペレレの日でもあります。
サシ・ペレレとはブラジルの伝説に出てくる「妖怪」。
妖怪というにはかわいらしいのですが。
森の中に住んでいて 一本足。
赤い三角帽子をかぶり、いつもパイプをくわえています。
サシが出てくるときは、いつもつむじ風が巻き起こります。
森の守り神で森に害を与えるものには、いたずらをして困らせます。
サシ・ペレレは17世紀 ブラジル南部で生まれた伝説だといわれます。
それがブラジル北部に伝わるまでに、現在語られているような姿になったのだそうです。
特に1900年代に活躍した作家Monteiro Lobato氏の作品「Sitio do Picapau Amarelo」の中でも重要な登場人物としてよく姿を現しました。
この作品は長い間テレビでも子供向け番組として リメイクされながら放送され、世代から世代に受け継がれている物語でもあります。
ペケママがペケ娘と一緒に見ていた頃のキャストの「Sitio do Picapau Amarelo」です。
サシくんは どこかわかるかな?
Dia do Saci-Pererêは2003年に「ハローウインに因んで、子供や若者にブラジルの伝説にも興味をもってほしい」という目的で設定されました。
2004年にサンパウロがサシ・ペレレの日を導入し、教育現場などで劇を見たり、物語を聞いたりという活動が行われました。
その後、他の街でも次々にサシペレレの日が導入され、現在ではテレビやネットで広められたことにより、ブラジル全土で知られるようになったということです。
実はブラジルでは8月22日に「 Dia de Folclore 民話の日」もあるんです。
どうして サシくんだけが取り出されたのか、そこは謎ですね。
さて、上の「Sitio do Picapau Amarelo」の写真、あなたは何人の登場人物の名前が言えますか?