Crowner'S Quest: A Crowner John Mystery (Crowner John Mysteries) 価格:¥ 823(税込) 発売日:2005-04-19 |
帰り,ジョンとグウィンは,ウォルフ家の実家に立ち寄る事にしました。ジョンの父シモンもまた軍人で,アイルランドでの戦争で亡くなりましたが,その後は平和で,今もジョンの母と兄妹がそこで暮らしています。母Enyd(読みが難しいのでとりあえずエニスと表記)は63才でまだ女性としての魅力を失わない人だそう。兄ウィリアムは,見た目は弟と似て長身で黒髪,ですが旅行や戦争には興味無く,農業に従事。妹イブリンは修道女志望でしたが,父の死で家に残ったのだそう。
ジョンの家族もレヴェル家嫌いなのだそうw。エニスは,Cornishの父と,Welshの母を持つCelticで,"anyone less than full-blooded Norman was on a par with the animal kingdom."と考えている(汗)マチルダにとっては,タブーなのだそう。(笑)
翌朝,ジョンとグウィンは,Holcombeで作業中のジョンの兄ウィリアムを訪ねます。ウィリアムは物置小屋の建設監督中。ウールの倉庫も兼ねているそうで,当時既にウールは名産品だったようですね。
兄とお喋りを楽しんだ後は,Dawlishという町へ。ジョンは,何やら用事があるとグウィンをパブに行かせます。グウィン何をニヤニヤしているかと思いきや,ジョンが会いに行ったのは,ヒルダという女性。どうも人妻のようですが。。。。
彼女の夫は,船頭の仕事で20日に1回位しか家に帰らないのだそうです。実は,彼らはヒルダが15才の時からの恋人。(現在40才のジョンと8つ違い)何でも,彼女は下層のサクソン人の家に生まれ,身分の違いからジョンとは結婚はかなわず,裕福だけど30才近くも年が離れた船頭ソーギルスと結婚しました。
しかしジョンとの関係を云々された事はないようで,20日に1度しか帰れない為のリスクを受け入れているのかな,と,かってにうがってるジョン(こら!)
ここで,意外にも,ジャイルス・フルフォードとジョスリン・ドゥ・ブローズはソーギルスの客だった事が判明。ヒルダに言われれば,2人とも見た目だけで男らしさのかけらもなし。そしてジョスリンは,ジョンの「期待通り赤毛」。(とにかくイギリスは赤毛が多い(笑))
夕方,Exceterに帰宅したジョンを待っていたのはトマス・ドゥ・ペイン。何と,リメジとラングトンが,フルフォードに宝のありかを示す地図を渡すかさもなくば殺すぞと脅されているそうです。ジョン・ドゥ・ウォルフは,全員をトマスのおじジョン・ドゥ・アレンコンの家に召集。何をするのかと思いきや,大胆にも,偽地図を作ってフルフォード一派を罠にかけようという気のよう。。何だかお約束?トマス・ドゥ・ペインは,偽造が得意。(笑)